スキーの先落とし じみチャンネル50

パラレルターンを通して基本的なスキーの操作方法を紹介してきました。

今回はその基本動作関連の最終章として、「スキーの先落とし」をご説明します。

デジタルスキー教本「40才からのスキー」では動画だけで詳しい説明はしていなかったのですが、、
先落としについてはビギナーからエキスパート、そしてアルペンレーサーからフリースタイラーのジャンルやレベル関係なくこの地球上でスキーを楽しむ全てのスキーヤーに紹介したい!と思っているのです。

そう、地球にいる我々はみんな地球の重量と共に生活しています。よって重量を無視して生きることは出来ない、、

スキーも然り、、
動画を見ていただくとお分かりになると思いますが、斜面に置いたスキーは動き出すと「自然」に下を向くのです。
これは重量とスキーの形状のため。

雪の上でターンをするスキーヤーがこの自然の力を使わない手はない。

なにしろ な〜にもしなくてもスキーが下を向いてくれるのだから、自分から力を使わなくても楽にターンが出来る。昔のような体力が全く無くなっているオレにはこれはほんとに助かる。

そしてアルペンレーサーにとっても先落としの原理を理解しておくことはスピードアップのためにも大切。
なぜならば、重量でのみスキーヤーはスピードを出す事が出来ないから。

Go with the gravity.
重量と共に行け。
そう、スキーヤーにとって重量はお友達なのです。


スキーデジタル教本「40才からスキー」からの一部転載です。

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回しこみ じみチャンネル48

いつもより2分とちょっと長めのビデオです。

回しこみ?

実はスキーの上手い方は意識している、していないに関わらず両足をターンの弧に合わせて常に動かしているのです。

デジタルスキー教本「40才からのスキー」では基本的なパラレルターンをマスターするための効果的な練習方法の一つとして紹介されています。

基本的なパラレルターンが出来るようになると、ショートターン、パウダー深雪やコブ斜面にもチャレンジしていきます。その時にただスキーに乗っているだけでは難しいシチュエーションに対応出来ない事もよくあります。

よって、スキーの回しこみも基本的なトレーニングの一つとして練習しておく事をおすすめします。

ストックワーク じみチャンネル46

基本の動きをマスターしてきたら、やはり両手に持っているストックも使えるようになるともっといろんな所を滑れるようになってきます。

以下デジタルスキーレッスン教本「40才からのスキー」からの一部転載です。


ポールワーク=ストックワーク

ターンのはじめに、
先行動作を意識して、 外足だけじゃなくて内足も、 両方のスキーが一緒に動くようになったら、、
お次ぎは、、
両手にお持ちのストックのことも考えてあげましょう。
アメリカではストックとは呼ばずにポールと呼んでおりますので、ここではポールワークと。

ポールを滑っているときに使う事をポールワークと呼んでいます。
いきなりですが、「ポールワークはスキー上達の近道」なんです、実は。
逆に言えば、ポールワークを無視してこれからうまくなることはあり得ません、だから大切にしてくださいね、ポール。
ポールをターン初めに動かす理由は2つあります。
1、ターンをはじめる、というタイミングをつかむ、自身に教えてあげるため。これからターンをしますよ~! というきっかけをストックを突く事によっては っきりとさせるのです。
2、ターンのはじめに身体を動かす方向をはっきりさせるため。 ストックを突いた方向に身体を動かすのです。
このターンのはじめに上体を進行方向に動かす動作を 「上体の先行動作」と呼んでいます。 ターンをするタイミングと次に身体を動かす方向を明確にするためのポールワー
ク。これでターンをはじめるときの先行動作ももっとスムースに出来るでしょう。
コツはポールを雪に軽く突いてあげます、突くというより「置いてあげる」って 感じ。慣れてくるとポールタッチで十分、ポールの先端が軽く雪にタッチするだけで 十分です。
腕全体を振り回すと逆にバランスが崩れてしまいますので手首だけを使ってのポールタッチ。うまく手首が動かないときにはオートバイのアクセルを吹かすときの ように、手首をひねってあげると楽に突けますよ。

ポールタッチのタイミングは「ターンをはじめる前に」 右ターン(右方向に行くターン)をはじめる前に、右手のポールを。 左ターン(左方向に行くターン)をはじめる前に、左手のポールを。 そう、車の運転をしているときにターンをする前にその方向へウインカーを出すのと一緒です。
ポールタッチをさりげなく、しかし的確に、上体の先行動作を促して、のターンが出来るようになると難しい状況でのターンも楽に出来るようになります。
ポールワークをマスターすることなしに次のレベルにはステップアップは無し、と言っていいほど大切なテクニックなのでここらで慣れておきましょう。


スキーデジタル教本「40才からスキー」からの一部転載です。

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上体の先行動作 じみチャンネル45

先行動作?普段の生活では全く意識しないその動き、ですがこれがなかなかのキモなのです。今回は解説が長い、、😅

以下デジタルスキー教本「40才からのスキー」から一部転載です。


この先行動作というのがクセモノでございまして、、
なぜ曲者なのか? というと我々が日常生活を送る上で先行動作という動きを意識しないからでございます。実は歩いたりするときにこの先行動作はやっておりますが意識無しでやっ ているわけでして、、
たとえば、、

階段を下りるときに、足よりも先に身体を階段に落としこみながら前傾姿勢で階段を駆け下りていく方は電車に駆け込もうとする方はなかなかいらっしゃらない。笑。
いつも腰そして上体は両足の真上にありますよね、そう平地であろうとも、斜面であろうとも、立っているときに我々の重心は両足の上にあります。あっ ここでは 身体の重心=腰 と乱暴に話しを進めていきますね。
スキーを履いて滑らずに雪の上に立っても両足の上に腰があります。
ところがどっこい、
スキーが斜面を滑り始めると話しが変わってきます。 まっすぐに滑る直滑降とかななめに滑る斜滑降だと、滑っているスキーと腰の位置が変わらないので足の上に腰がある、ということを確認しやすい。確認の方法はスキーの上で軽く5ミリほどジャンプしてみるといいでしょう。簡単に楽にジャンプ できるポジションがスキーの基本ポジション、そのポジションが一番簡単に効率よくスキーを動かせるだけではなくて身体にも余計な負担がかからないからです。
でもターンをしてスキーの方向を変えていくとそこに、遠心力とか慣性とか雪からの抵抗とか、いろいろな自然からの力(ここでは総じて外力と呼びます)がかかってきて話しが面倒なことになってきます、、ここでもどんな風に面倒にややこしくなってくるということはスルーして、、
まぁ簡単に言うと、スキーが動き始めたりターンをするとスキーと腰の位置の微調整が必要になってくる、のです。
この微調整はだれがやるのか?
他でもないご自身でやっていただくわけで、、この動いているスキーに対する重心の位置調整のひとつ、それも大切な位置調整が、先行動作というものなのです。

あ~ 講釈が長過ぎましたね、ごめんなさい、、
これを雪が降っているときに雪上でやられると、、身体が冷えてきて面白くない! 理屈は理解するに超した事はありませんが、、実際の山の上では先行動作はこう説明しています。
ターンをするときに両足の真上で安心安定している腰(身体の重心)を進行方向に、出来れば下の方に、動かさなければいけないのです! それも動いているスキーを追い越して、そう自分の身体を投げ出すかのように!
ひぇ~ そんなこと出来な~い!
無理もございません、
我々は産まれて歩く事を覚えてから一度もそのような「身体が足を追い越して身を投げ出す」なんて動作をあえてしたことがないのですから。アッ学校の体育の授業時は別、跳び箱や前転はまさに足の位置よりも重心を先に前に動かす動きですね。そ れと水泳の飛び込みもそう。いずれにしろ最初は怖いッ!と思われる方の方がまともです。
すみません、、
この怖ッ!と思う動きを(ちょっとでも)して頂かないとパラレルターンが出来ないのです。それもスルスルと滑る雪の上で、スピードに乗ったスキーの上で。
でもご安心下さい。 最初のうちは身体を投げ出す!という過激な動きは必要なく、 普段歩くときにちょっと身体を前に動かす、という行動を頭の中で理解して実行出来ているだけで十分です。そう歩ける方なら既に先行動作は出来ているのです。

ここでなぜ?そんな怖い思いをする先行動作をしなければいけないのか? それはエッジをスムースに切り替えすために必要な動作、だからなのです。
切りかえすって??
今乗っているエッジからもうひとつのエッジに乗り換える事をスキー用語でエッジの切り替え、と呼んでおります。おっとこれは前回のセクションでカバーしましたね。
2通りしかないエッジの切り替え方法。

1、スキーを外に動かしての切り替え、身体は動きません。

2、両方の膝を(身体を進行方向&下に)動かしての切り替え、スキーは動きません。
「1」はシュテムターンの動き。
「2」の動きがパラレルターンには必要な動作。これが出来ないと左右のスキーのエッジを同時に切り替える事ができないのです、よってパラレルターンが出来な い、この先行動作というのはパラレルへのキモ とも言えるでしょう。
とは言っても、、
身体の重心を、自分の行きたい方向に動かして行く、、 それもスキーを動かすより先に身体全体を、、 なんて器用なことは最初から出来なくて当たり前です。そもそも身体重心と重心、質量重心と、、一言で重心と言ったっていろんな重心がある、、そのうえ身体の重心だってどこにあるのか?それも動いているスキーの上で感じる事もムリな話しで。

なのでまず、、 40才のスキーヤーのみなさんにはターンをするときに、 ターンをしたい方を見て、 両手をちょっと前に出して、 内側のストックを軽くついて、 勇気を出してターンの内側に身体を移動させる、 で十分です。
慣れてきて、スピードもちょっと上がるようになってきたら、 胸をターン内側に入れてあげる、
胸が出来るようになったらお腹の上、 それに慣れたら、おへそのあたりからターンの内側に入りこむ、 もっと慣れてきたら両膝のことも考えてあげて身体の先行動作と同時に両膝を行きたい進行方向に動かしてあげると完璧ですね。
そして前に動いてしまった身体を追いかけて両方のスキーが後ろから追っかけてくる! そんな感じが体感出来るようになれば スゴイ!ことなのです。
また「2」の身体が進行方向に積極的に動いてのエッジ切り替えができるよう になるともう一つ良い事があります。
それは?
スキーが勝手に方向を変えてくれる。ということ。 そう行きたい方向に身体を運んであげると、一生懸命にスキーを動かさなくて
も自動的にスキーが方向を変えてくれる、という我々40才のスキーヤーのためになん とも都合の良い事が起きるのです。

この自動的にスキーが下を向く、事は次回ご説明しましょう。


スキーデジタル教本「40才からスキー」からの一部転載です。

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エッジ切り替え じみチャンネル44

以下デジタルスキー教本「40才からのスキー」一部転載です。


なぜビギナーにはまずウエッジスタンス(ボーゲン)を覚えて頂くのか?
それは足を広げることによってバランスをとりやすくする、それと、両足をハの字に開くことによって自然に内側のエッジを使っている、からです。
自然にと言うよりは自動的に、の方がいいでしょうか?
ハの字に両スキーを開くだけでビギナーは内側または外側のエッジのことを全然考えなくてもターンに必要な最小限のエッジコントロールはすでに出来ているからです。

しかしパラレルターンをマスターする上でもうひとつもふたつもレベルの高いエッジのコントロールが必要になってきます。

スキーというのは、片側のエッジからもうひとつの方のエッジに乗り換えないとターンをしてくれない、ものなのです。この世でエッジの切り替えなしに左右にターン出来る人類は一人もいないのです。

すみません、エッジの切り替えって何?

今乗っているエッジからもうひとつの反対側にあるエッジに乗り換える事をスキー用語でエッジの切り替え、と呼んでおります。

そしてこのエッジの切り替え方法、実は、、2通りしかございません。

1、スキーを外に動かしての切り替え、両足はバタバタと動きますが身体は動きません。

2、両方の膝を進行方向に(身体を進行方向&下に)動かしての切り替え、足は(スキーは)動きませんが身体は動きます。

「1」はシュテムターンの動き。

「2」の動きがパラレルターンには必要な動作。これが出来ないと左右のスキーのエッジを同時に切り替える事ができないのです。

両方の膝を動かす、、という動作は難しいしピンッとこないと思いますので最初はビデオにあるようにターンのはじめに身体を進行方向に動かして、という動きを意識するといいでしょう。

この動きを上体の先行動作と呼んでいます。次のセクションではこの先行動作をついてご説明しましょう。


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内スキーの動かし方 じみチャンネル41

「内スキーを制する者はスキーを制す」なのです。


以下デジタルスキー教本「40才からのスキー」の一部転載です。

内スキーの動かし方

パラレルターンって一体なんでしょう?
簡単に言えば、、
「両スキーが同じタイミングでターンをする」 です。

いいですか? 両スキーが揃って足がビタッ~とくっついているのがパラレルターンではないのですよ。ターンをしているときに両方のスキーが同じように動いて並行(パラレル)になっているのです。

右スキーと左スキーが 同じタイミングで、 同じ方向に、 動いて、

その結果、
よそから(客観的に)見て両方のスキーが揃っているようにみえる、それが真のパラレルターンなのです。

講釈が過ぎました、、すみません。

シュテムターンとパラレルターンの大きな、そして決定的な違いは?

「内足の動かし方」

すみません、いきなり内足なんて専門用語を使ってしまって。 ターンをしているときの内側の足、スキーを内スキーと業界では呼んでいます。

シュテムターンが出来ているアナタは既に外足、
おっとここでまた専門用語が、、外足とはターンをしている外側の足、スキーのこと、
の回しこみが出来ています。 外足の回しこみがちゃんと出来ていないと左右へのターンが出来ないのです。 と、言う事で外足の回しこみはオーケー。 でもここで内足のことも考えてあげましょう。

シュテムターンのときに、結構外足を大胆に動かしますよね。
でもそのときの内足に注目、、どうですか? あまり、というか全然動いていないですよね。

この動いていない内足くんをなんとかターンのはじめから動かしてやる、、

そして内足がターンのはじめから終わりまで外足と同じタイミングで動いてくれると、、それがパラレルターン。

この内足への意識、そして内スキーの回しこみ、の習得がパラレルへの道なのです。

ここで内足をうまく動かすために効果的な練習方法を、

斜滑降をしながら足踏み
ホッケーストップ後に山足で立つ
斜めスタートで内足を主にしながらの1ターン
またこれらのドリルもとても効果的です。
スキーを脱いでの回しこみ(外足&内足)

スキーを付けての回しこみ(外足&内足) 片足スキー

これらの部分練習を積んで行くと、器用な外側の足(外足)とおなじように内側の足(内足)の事も意識して、考えてあげられるようになると思います。

さて、ターンの最中に内足くんのことも考えられるように余裕をもったら、、

ターンの最初に谷足、 あっすみません、谷足ってわからないですよね。 スキーが横を向いているときに谷側、下にある足を谷足。 山側、上にある足を山足、と呼んでいますが、、、

ここではもう「上の足」「下の足」と呼ばせて頂きます、その方が簡単に分かるのです(せめて私にとっては 笑)

さぁこれから新しいターンに入るぞ!
というときに、下の足(次のターンの内足です、ややこしくてごめんなさい)をちょっと前に出してあげます。

ターンの外側にある外足を動かす前に内側の足をちょっと意識して動かしてあげると、外足ばかり使っていたアナタも内足がうまく意識出来て動かせるようになるでしょう。

既に外足の動きを(無意識にでも)マスターしているアナタにとって、「意識的」に内足をターンの弧に沿って動かすのがパラレルターンの難しさでもあり、また 新しいチャレンジなのです。

その難しさを楽しんでくださいね(笑)


スキーデジタル教本「40才からスキー」からの一部転載です。

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ベーシック パラレルターン じみチャンネル39

両方の足をピタッとくっつけて颯爽とスキー場を駆け抜けるスキーヤー。
みなさんの憧れですよね。
パラレルターンが出来ると緩斜面はもちろん急斜面やコブ・パウダーなどの難斜面にも対応出来る幅広いスキーが楽しめます。
ここではかっこいい40才からのスキーヤーになるための一皮剥ける レッスンをご紹介します。


なんでパラレルターン?

パラレルターンの事をお話しする前に、、
本当にパラレルターンって必要なの? もうボーゲンでどこでもとりあえず滑ってこれるし、いまさら新しいテクニックを習うのも面倒だし、、
というかつてのジミーのお母様のような方も。
パラレル、
確かになんだかややこしくて難しいそう、、
でも40才のスキーヤーには是非とも習得していただきたい。


その理由は?
パラレルターンは身体に優しい、からです。
とくに40才以上のスキーヤーにとって。

身体に優しいターンが出来る。
優しいから身体に負担がかからない。
負担がかからないから疲れない。
疲れないからつらくない。
つらくないから楽しい。
という40才からのスキーヤーが目指す、安全に楽しく滑る、ことに繋がるからです。
それではなぜ?パラレルターンは身体に優しいのでしょうか?
それは我々人類の骨格や筋肉などの構造上、一番無駄のない、効率的な動きで 出来るターンだからです。
普段歩くときにウエッジスタンス(ボーゲン)で足をガバチョと開いて歩いている方はいませんよね?また立っているときは?そんな歩き方をしていたらすぐに疲れてしまいます。なぜならば我々の身体はウエッジスタンスには適していない造りに なっているからです。
それでは疲れない、身体に効率の良いポジションとは?
足を骨盤の真下に置く。
これこそがパラレルスタンス。
多少足先が内側や外側に向いてしまう方がいますが、長いスキーを履く事を考えると両足は平行にしておいた方が良い。
身体に無理がかからない楽なパラレルスタンスでのターンを覚えるとこれからも ずっと長くスキーを楽しめるだけではなく、片足だけに多々頼りがちなウエッジスタンス(ボーゲン)よりも両方の足を使った方がスキーが強くなって急斜面やコブ・パウダ斜面でもコントロールしやすくなる。
このような理由から40才からのスキーヤーにはパラレルターンをちゃんと理解して体現出来るようになっていただきたいのです。
それではパラレルターンをマスターするための、
内足を動かす、
エッジの切り替え、
先行動作、
ポールワーク、をご紹介していきます。


スキーデジタル教本「40才からスキー」からの一部転載です。

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ウェッジクリスティ/シュテムボーゲン じみチャンネル38

日本にはオーストリアからスキーが紹介されたので、単語もドイツ語が多い。

シュテム=開きだす 踏みだす

そしてターン(ボーゲン)するから、日本ではシュテムボーゲンと呼ばれていますね。アメリカでは同じターン技術をウェッジクリスティと呼んでいます。


以下「40才からスキー」からの一部転載です。

ウェッジクリスティ/シュテムボーゲン

シュテムボーゲン、こいつはドイツ語でござんす。
シュテムの意味は「踏み出し 開き出し」。 ボーゲンはターン、ってことでスキーを踏み出したりしてスキーの方向を変えるターン。 その昔は山足シュテム、そして谷足シュテム、なんてややこしいものもありました。動画でお見せしていますが単なる懐古主義なので、、どうぞ無視してくださいね 笑。
アメリカではウエッジ クリスティーと呼んでおり、準指導員や正指導員の資格検定でもやらされる種目であります。

昔のスキーは長いわ、細いわ、でとても動かしにくかったのですが、最近のスキーは性能がアップされて簡単にターンできるようになってどの足を開き出してターンをする、ということは考えなくてもよくなりました。
なんとなく自分の行きたい方向に身体を動かしてあげればスキーが勝手に付いてくる、感じなのです。
そこで、、
「40才からのスキー」でのシュテムターンは、 「ターンのはじめはボーゲンで、ターンのおしまいは斜滑降で」 と簡単に定義します。
慣れてくればボーゲンの幅を広いものから狭いものにしていきましょう。
ボーゲンの幅はどうであれ、ターンのおしまいに斜滑降になっていればなかなかカッコいいですよ(笑)
こんな練習方法もお薦めです。
斜滑降しながら山足を開いたり閉じたり 斜めスタートのホッケーストップ ボーゲンスタンスを広くしたり狭くしたり シュテムターンのギルランデ。
そして怖さを感じないほどの斜面でこの動画ほどの狭いボーゲンスタンスでターンを左右に出来るようになったら、、
ビギナーから中級者へステップアップ! パラレスターンへの道!
を進みます。


「40才からのスキー」次はいよいよパラレルターンについてです。

スキーデジタル教本「40才からスキー」からの一部転載です。

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斜滑降 じみチャンネル37

ボーゲン ウェッジに慣れすぎてしまうと?

斜滑降、これが難しい、、

スキーをして初めてエッジ、それも外側のエッジの事を考えなくてはいけない からです。


以下「40才からスキー」デジタルスキー教本からの一部転載です。

斜滑降

次は「斜滑降」に挑戦してみましょう。
斜滑降、、
よくもまぁ昔の先人達はこんな日本語を創り出したものと感心させられますな。
斜面を斜め(ななめ)に滑るから、斜滑降。
言うのは簡単ですが、やるとなるとちょっと難しい。
ポイントは 「両方のスキーを意識する」

意識する、って言ったって
エッジに体重を乗せるとか、
スキーを踏む、
膝を内側に入れる、とかそんなことではなくて、
「エッジの事を考えてあげる」だけで十分。
あっスキーにはエッジがあって、それぞれの一本のスキーには2本のエッジが、、 そして2本のスキーには4本のエッジがあるもんなんだな、と頭の中で理解していただければそれで十分です、今の段階では。
でもウエッジスタンスになってしまったり、足をくっつけすぎるのもNG No Good。
斜滑降に慣れたら、、
はい、慣れるだけでオーケー。
斜度が緩い斜面を斜めに滑る事が出来ていれば十分。
完璧に出来なくてもいいです。


スキーデジタル教本「40才からスキー」からの一部転載です。

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ウェッジターン-プルークボーゲン じみチャンネル36

ウェッジターン⁇
プルークボーゲン、スキーをハの字にしてターンをする技術です。

懐かしい響きだなぁ〜
と遠い目になった方にお送りしたい「40才からスキー」なのです。


40才からスキー
ウェッジターン

プルークのスタンスを保ったまま、ターンをするのが「プルークボーゲン」ドイツ語です。
でもこれを書いているのがアメリカだしジミーはドイツ語は話せないから英語で「ウエッジターン」と。ややこしくてごめんなさい、、
ターンをするときには 「ターンをしたい方向と逆の足をちょっと前に出してあげる」 ちょっとややこしい説明ですね、動画をご覧ください。
ポイントは、
「ウエッジスタンス、ハの字を保ったままで足を5~10cmほどちょっと前に出してあげる」

ハの字を崩してしまってスキーを平行にしたまま、足を前に出してもスキーは曲がってくれません。
前に出すスキーは5cmも前に出してあげれば十分、それでスキーが回ってくれます。
足を前に出す運動、実はこれがスキーの「回しこみ」操作につながっているのです。
スキーの回しこみ、これがスキーのすべて、と言い切っても過言ではないほど大切な動き。
今はまだ「回しこみ」ってなんなの?? 回しこみ、という言葉を耳に残しておいて頂けるだけでオーケーです。
なんちゃってインストラクター先生がアナタに言うかもしれない、、 「ターンの外側の足(外足)に体重をかける」
「膝を入れて」
昔聞いた事もあるかもしれないこんなアドバイス、どうぞ無視してください (笑)
それでは重心はどうしたらいいのでしょうか? 片足に乗るのではないでしょうか?
答えは
「体重・重心は両足50/50に。ターンをしているときに遠心力が外側の足に感じられたらそれに対抗するためにそれなりに外足に力を入れて」
体重をかける、のではなくて、力をいれる。

「力をいれる」?
動画だとわかりにくいですが、スキーパンツの中の足の腿の筋肉がやんわりと、しかし意識的に固められているのです。踏ん張る と言うのもちょっと違う、スキーを踏む と言うのもちょっと違う、、
ターンをしていると外側に身体が持って行かれる、のですがそれに反抗する感じ、、
ウエッジスタンスから5cmほどちょっと前に出したスキーがターンがすすむにすれ、力がかかり始めたら、その力(スキー界では外力と言っています)に対抗して 足にグ~と力をいれる、のです。
力を入れてあげるだけでO.K.。そのときに膝を内側にいれたり状態を外側に曲げる必要はありません。


「40才からのスキー」次は斜滑降、斜面を斜めに滑るテクニックについてです。

スキーデジタル教本「40才からスキー」からの一部転載です。

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