4年前の2016年にベイルリゾーツがカナダ ブリティッシュコロンビア州のウィスラーブラッコムを買収し、ベイルリゾーツが提供するエピックパス1枚でベイルもウィスラーブラッコムもいつでもシーズン中滑れるようになり、、
日本での知名度が高いウィスラーブラッコムをハイシーズン中に1回しっかりと見てみたい、、なんせ我が社スキーアメリカはエピックパス公式代理店だからね、とこの4年間思っていた。
今までもウィスラーブラッコムに来ることはあったけど、コロラドでのシーズンが一段落した4月が多くて、、春山あるあるの、朝ガタガタのアイスバーン、雪が降ってくれた!と思いきやアルペンエリアは吹雪、ちょっと標高を下げるとミゾレと濃霧で何も見えず、ビレッジまで辿り着くとザンザン雨、、と言う厳しいコンディションしか味わっていない、、決して良い思いをさせてくれなかったウィスラーブラッコム。
そして今回は初めての2月の訪問。
頼むから良い思いさせてね!と期待感をパンパンに膨らませてやってきたのです。
結果は?満足度は?
大満足!
たった3日間しか滑れる日がなく、山頂付近で雲が切れたのは1日のみ、2日間は山頂付近のアルパインエリアでは視界不良でただ廊下を降りるだけの、それもボーゲンで!とヨーロッパのスキー場みたいなコンディションだったのですが、アルパインエリアを抜けて山の真ん中周辺だと視界も取れて気持ち良く滑らせてくれて。
気にしていた雪質は?
トップに向かえば向かうほど極上の雪質。ベイルのトップコンディションと全く変わらない素晴らしい雪質でした。
幸い、3連休が終わったばかりの平日、と言うこともあってスキー場全体が混んでいなくゴンドラ・リフト待ち時間はほぼ「0」。運行も時間通りでリフト運営もバーン整備も完璧なオペレーションだったのです。
特筆するべきは、その物価のお得さ。特に物価がしっかりと高い(それだけにベイルの客質は最高)のベイルと比べて宿泊費が半分以下、フォーシーズンズのような高級ホテルに至ってはベイル物価の35%程度で驚いた。それでなくてもアメリカドルとカナダドルの為替レートが実勢20%、、すべての物価が20%オフだから余計に物価の安さが感じるのだと思う。
とてもお得感を感じるバリューなので若いお客様も多く、リゾート全体に活気がある、逆に言えば落ち着かない、元気な雰囲気。そして元気過ぎるオーストラリア人と英国人の若者達のマナーが雑で悪い、、
難を言えば、、山のてっぺんからビレッジまでの雪質が変わりすぎ、、ビギナー向けトレイルが山の下の方に集中していて、また数も少ないのでどうしてもそのようなコースは混むし、雪質も悪い、、全体的に斜面がしっかりしている山なのでビギナーにはなかなか手強いウィンターリゾートとも言える。
総合的な感想は、、
日本人ウィンタースポーツ愛好者達はもっともっとウィスラーブラッコムに行くべきだ!
晴れればこれぞロッキーマウンテン!と言うようなスンゴイ眺望も楽しめ、良い雪もタップリあるし、たとえお山のコンディションが悪くて半日で降りてきてもビレッジでのブラブラ散歩は楽しい。
こんな素晴らしいウィンターリゾートに東京から飛行機で8時間で来れる、、たった3日間しか滑れない、としても日本からカナダに来る価値は十二分にある、と思うな。
ウィスラーブラッコム、絶対に行く価値のあるウィンターリゾートなのです。