戸隠スキー場に見る新コロナ対策とコロラドの年末年始スノーリゾートの様子

みなさま 新年明けましておめでとうございます!
今年2021年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

日本のお友達から長野県長野市の戸隠スキー場での新コロナ対策の様子を窺える写真が送られてきました。

それら写真をパッと見て、、

オォ これは完璧な対策ではないか!戸隠エラい!

この検温機 アメリカで見ないな、、なんでだろう?

こちらのトピックでもご紹介しているようにここコロラドの新コロナ対策はやり過ぎではないか?と思うほどに鉄板。
カッパーマウンテンではスクールのイントラ達をリフト乗り場に毎日9〜12人送りこんでお客さんがマスク(を含むフェイスカバー全て)しているか?どうか?をチェックしているほど。
普段はコンドミニアムやホテルの建物の管理をしている管理人さんたちや営業部スタッフ、レストランのマネージャーさんたち、そしていつもならオフィスにいるシニアマネジメントも、、
業務関係なくスタッフ全員で駐車場からゲレンデまでリゾート内でのマスクチェックを毎日しています。

イントラにしろ、マネージャーにしろ、マスクチェックをしている間はお仕事なのでカッパーマウンテンはちゃんと給料を払っています。
おかげでリゾート内至る所でのマスク装着率は100%。

なんでここまで会社側から見れば余計なコストまでかけて新コロナ対策をやっているか?と言うと?

(勿論コロラド州衛生局の目もとてもありますが、、)
このようなご時世でも我々はリゾートをあげて頑張って対策をしていますよ、皆さんのご健康とリフトを止める4月までのシーズン最後までリゾートをオープンし続けたいと強く思っているのです。
我々リゾートはお客様皆さんのシーズン通して楽しくすべりたい、と言う熱いご希望にお答えしていきます!
と言うアピールにつながるから。

それよりもなにも、
今、新コロナ対策をちゃんとやるとそれがカッパーマウンテンリゾートと言う企業ブランドイメージをレベルアップできるから、なのです。

今シーズンは駐車場での台数規制(カッパーマウンテンでは駐車するにあたって事前にオンライン予約が必要、週末は既に3月まで予約いっぱい)。
ベイルリゾーツは滑走予約制(天然雪が降ってくれてすべれる範囲も広くなっているのでベイルもビーバークリークもいつでも予約が入るようになった。ウィスラーブラックコムやキーストーン、ブリッケンリッジは多少予約が入らない日がまだ数日あるけど98%はO.K.)

なんだかんだで入場制限をしているし(業界内の暴れん坊アラファホベースンやデンバーから車で5時間と言うアクセスが遠いスチームボートは入場制限無し)、
リゾート内のレストランも客席数を通常の25%にしなくてはいけないから(これは町のレストランやバーも同じキャパシティー25%)どうしてもリゾート全体の収益は減る、なんたってリゾートの収益25~30%は飲食からだし、、
また新コロナ対策で例年では使ったことの無いスタッフ給料や看板、消毒液などの経費も追加される、、これでは今シーズンは今まで通りに儲かるわけがない、、

しかし北米の各ウィンターリゾートは既に来シーズンを見越しているんだなと肌で感じるし、それはシニアマネジメントの方々とお話しをしても伝わって来る。

コロラドではすでにワクチン接種が医療従事者をはじめに行われていて、病院はもとよりフィジカルセラピー PT 理学療法士さんにも接種が始まっています。
医療従事者の次は70歳以上のシニア、と同時に学校の先生や警察、消防署、スーパーマーケットなどの生活には欠かせない方々の順番で、、

ある筋の医療情報によるとアメリカでは6月にはこの新コロナ騒ぎはだいぶ落ち着くだろうと、、いう見通しもある。

まだまだ1日当たりの感染者数がアメリカ全土でもう30万人に届こうか、、、というすんごい感染者数なのですが(日本は1日3,000人超えたけど、、もうこれは日本人にはファクターXがあるとしか思えない、、)
エピックパスやアイコンパスなどのメガパスは昨年度より売れていて、
リゾートでは制限者数マックスで入場者がいて、
スキーやスノーボード、アクセサリー小物も例年より売れていて、、
なんたってビギナー初心者エリアの混雑と言ったら!
みんなこの機会にスキーやスノーボードをやってみよう!という業界からみたら一番嬉しい初めてスノースポーツをやってみよう客層が増えている。

カッパーマウンテンのセンタービレッジ 上が平日、下は週末。センタービレッジの他にウエストとイーストビレッジ、計3つのビレッジがありビギナーズエリアがあるウエストは上記の写真の半分ほどのお客様で賑わっています。週末は8,000〜10,000人入場。

カッパーマウンテンではまだグループレッスンは提供していなく全日950ドル(10万円強)、半日700ドル(8万円弱)のプライベートレッスンのみですがこの年末年始は1日50~80レッスンが出る、という盛況ぶり。
(1月半ばからはベイルリゾーツと同じようにグループレッスンを再開するみたい?)

こんな例年とはいろんな意味で厳しいシーズンにも関わらず、フタを開けてみれば大勢の愛好者がウィンターリゾートにやってきている、、
これでコロナ渦も落ち着いてもっと通常の生活に戻ってきたら??
例年以上にウィンターリゾートに人が集まるのは容易に想像できる、、
その時にお客さんはどこのリゾートに行こうか?と考えた時に今この時点で新コロナ対策などしっかりと企業努力をしていた企業ブランドが良いリゾートを選ぶ、、
だからこそ収益が少ない今シーズンでも気を入れてやっているんだなぁ〜と、、

マスク装着チェックをしているスクールからの応援部員に
「どうだった?マスクをしていない人に注意をして逆ギレされなかった?」と聞くと、、
「ほとんどの人はみんな協力的だけど、、中には言うことを聞いてくれなくて抵抗する人もいるよ、、
なんでもテキサス州民はコロナにかからない(すごい持論ですな)、
持病のためにマスクできない(そんな人が海抜3,000m超えでスキーをするのが逆にすごい)、
コロラド州知事を出せ(オイオイ)などなど、、」
「それでも言うことを聞かないでマスクしない人はどうなるの?」
「パトロールかマネージャーを呼んでシーズンパス1ヶ月没収、1日券の場合は払い戻してあげてリゾート強制退去〜。」
そうなのです、アメリカでは商売をしている側が退去を要請するのではなくて、強制出来るのです。
先日、日本で飛行機内や宿泊設備内でのマスク装着を拒否して騒ぎを起こしたバカがいたけど、、もっと事業主に強制執行権を与えてもいいんじゃないの?
難癖をつけて飛行機を降りなかったら我が社はこういうルールでやっておりますのでルールに従わなければ飛行機を降りていただきます。それでも降りなかったら警察に引っ張りだしてもらいます。
ウチの旅館のルールに従わなければお泊まりいただけません、それでも抵抗するのなら警察に頼んで実力行使で退去して貰います、、と。
お客様はみんなが神様ではないと思うのはオレだけかな?

それではみなさん良い1日を〜!

新型コロナ対策@アメリカのスキーリゾート

【アメリカ🇺🇸私の住む町での新型コロナ対策】

私が住むコロラド州のスキーリゾートでの新型コロナ対策です。

読むのが面倒〜という方はこちらのyoutubeをご覧くださいね。https://youtu.be/or1Zlb0ORRY

↓↓↓

新型コロナのほとんどが飛沫感染である、そして、飛沫感染はマスクで九割方防げる、ということがわかってきました。

全員マスクをして誰もしゃべらず静かな東京の満員電車ではアウトブレイクしていないですよね。


逆にいえば、マスクを外した時に感染している、ということ。

 レストランのテーブルで向かい合って食事する
 バーのカウンターで飲みながらバーテンダーに次の注文を入れる
 カラオケで歌う 友人家族を自宅に誘って一緒に食事をする
 親戚一同であつまる結婚式
 職場の喫煙所で一服しながら世間話
 休憩所や更衣室でマスクを外して同僚と話す


こんな状況でコロナがうつっているんです。


そのため、こちらの対策は、「マスクを外す瞬間をどう減らすか」をメインに考えられ、その結果、


・・・ 「マスクを外す顔を見せていいのは、一緒に住んでいる家族だけ!」


というルールとなっています。


例えば、

 → リフト乗り場で並ぶときは、フィジカルディスタンス(2m以上)を取り、マスク義務で並ぶ
 → リゾート内は屋外を街歩き中もマスク義務
 → もちろん建物内もマスク義務
 → マスクを外さなければ食べられない飲食店は、店内飲食禁止


普段ならパーティーや集まりが催されるこの季節、今年は親戚や友人と会うことも制限されています。
この人なら大丈夫だろう、という気の緩みから友人内や親戚内での感染が増えることを防ぐためです。


  → 普段一緒に暮らしている家族だけが、マスクを外した顔を見せてよい人
 → 普段一緒に暮らしている家族だけが、一緒に食事をしてよい人
 → 二家族以上での集まりは禁止、もちろん一緒に飲食は厳禁
 → (エリアによっては)友人同士で部屋をシェアしての宿泊は禁止(一緒に住んでいない人とはツインでの二名一室不可)


もっと詳しく知りたい方は下記をお読みいただき、ご質問等がありましたら私に聞いてくださいね。


** アメリカでの規制は各州、各県、各市で異なりますが、以下は、コロラド州のスキーリゾート(ベイル、カッパーマウンテン、ブレッケンリッジ、キーストーン)での新型コロナ規制と自主ルールの詳細となります。

(ここまで規制しなくても、なぜ日本では感染が抑えられているのか?は私も知りたいです。)


【12月13日現在】
日本のお住まいの方が米国コロラド州へ入るのに事前のコロナ検査義務はありません。日本からはデンバー空港へ乗継便で入れています。

ベイル、カッパーマウンテン、ブレッケンリッジ、キーストーンにお越しの方に、到着後のコロナ検査義務はありません。

また、到着時に健康な方は、到着後の自主隔離義務はありませんので、到着翌日からスキー&スノーボードをすることができています。


スキー場
 毎日営業中。新型コロナの影響で滑走可能エリアを減らす、またはリフトを運休する予定はありません。 ベイル、ブレッケンリッジ、キーストーンはリフト券利用の事前予約制で、カッパーマウンテンは駐車場の事前予約制で入場者数を制限しています。ベイル、ブレッケンリッジ、キーストーンではリフト当日券の販売はありません。


マスク
 建物内、リフト乗り場、ゴンドラ内、全て着用義務あり。口と鼻を覆っていないとリフトには乗れません。ゴンドラに一人で乗るときも、前後の乗客のマイクロ飛沫対策として、マスク着用の義務があります。リゾート内、ビレッジ内、メインストリートなど、屋外でもマスク着用義務があります。


フィジカル・ディスタンス
 リフト乗り場では、スキーとスキーが前後でぶつからない長さ=2mが確保されるので、前後の人との距離はとれます。リフト乗り場の列は横一列あけて進むので(写真参照)、すれ違い時も向かいの人とは離れて進むことになり、距離をとれています。


リフト
 家族だけで乗るのが基本。6人乗り、4人乗りは間に一席開ければ、見知らぬ人とも同乗可能ですが、嫌なら断ることもできます。私がこれまで見る限り、断っている人はいませんでした。


ゴンドラ
 家族だけで乗るのが基本。10人乗りには2名乗せることも可能となっていますが、シングルの人はゴンドラよりリフトを選んでいるのか、一人でゴンドラに並んでいる人は少ない印象でした。キャビン内でもマスクは義務、また、窓は開けたままにしておかなければなりません。


レストハウス
 ベイルでは通常の1/4の座席数で事前オンライン予約のみにて営業中ですが、メニューは簡素化されています。店内は一方通行で進み、すれ違いがないように誘導されます。ブレッケンリッジ、キーストーン、カッパーマウンテンでは、現在、店内飲食禁止のため閉店中で入れません。


レンタルスキー
 レンタル品の消毒、店員の健康チェック、マスク義務、一方通行の誘導、オンライン予約、前日夕方の閑散時間の受付、屋外でのレンタル品返却などの対策が取られています。


トイレ
 建物の入口から一方通行で誘導され、手洗い石鹸、消毒液ディスペンサー、ペーパータオルの追加がされています。温風手乾燥機は州法により利用不可となっています。

エレベーター
 ホテル内エレベーターは家族だけで乗るよう、各ホテルのフロントデスクで指示されます。


宿泊
 お客さんの入れ替えは24時間以上あけるルール。朝にチェックアウトした部屋にその日の夕方に別のお客さんがチェックインすることはありません。チェックイン翌日に部屋の掃除が入るので、次のお客さんがチェックインすることができるのは前のお客さんがチェックアウトしてから一日半後です。
 カッパーマウンテン、ブレッケンリッジ、キーストーンでは、友人同士で部屋をシェアしての宿泊は禁止(一緒に住んでいない人とはツインでの二名一室不可)


送迎
 空港送迎車はシャトルバス、ハイヤーともに通常の半分の乗車人数で運行中。シャトルバスの運転手の健康チェックは毎日行われています。運転手のコロナ検査有無は各社により対応が違います。これまではチケットカウンターに並んでいましたが、オンラインチェックインが普及中。


飲食
 地域により、室内飲食を通常の25%の座席数で許可しているエリア(ベイル)、と、室内飲食禁止でテイクアウトと屋外飲食のみ許可しているエリア(カッパーマウンテン、ブレッケンリッジ)があります。バーカウンターはどこも閉鎖中で、夜の営業時間は通常より早く閉まっています。


小売店
 店内面積により入店人数の制限をかけて、全員マスク義務で営業中です。レストハウス、小売店では現金を受け取らず、クレジットカードのみ利用できるお店もあります。


会合
 毎日一緒に暮らしている人以外と室内で会うことは禁止。
例:友人同士の二家族で集まって食事 ← 厳禁!!
マスクを外した顔を見せていいのは毎日一緒に暮らしている家族やルームメイトだけです。


(上記ルールは随時見直されます。直近では12月18日に改訂または延長される可能性があります。なお、上記ルールにはアスペンは含まれていません。アスペンでは12月14日”宿泊”分から、事前のPCR検査陰性結果がない人は10日間の検疫義務が発生します。ベイルやカッパーマウンテンは、自家用車で来る日帰り客も多いエリアなのでアスペンとは同じことはできない、という理由でPCR結果提出を導入する予定はありません。)

スキー前後で2mの距離が取れます
スキー前後で2mの距離が取れます
リフト&ゴンドラの列はすれ違いの距離を取るため一列おきで。
リフト&ゴンドラの列はすれ違いの距離を取るため一列おきで。
1/4に座席が減ったレストハウス、事前予約制
1/4に座席が減ったレストハウス、事前予約制
屋外でもマスク着用義務あり
屋外でもマスク着用義務あり

新型コロナ関連:コロラドからの最新情報

ハワイでもとうとう日本人観光客の受け入れが始まりますね!

ハワイでは事前のPCR検査が必要ですが、こちらコロラドでは不要です。健康な方は到着後の隔離も不要で、これまで通りそのままスキー&スノーボードに行けます。

(なので、現時点でベイルへの往来について昨年と違う点は、日本ご帰国後の日本での自主隔離要請のみです)

アメリカは州によって対応がかなり違うのですよね😅

スキーアメリカのWebページにて最新状況をお知らせしています。

「ベイルでスキーできますか?」  

  ↓

はい、できます。

「アメリカに入国できるの?」  

  ↓

はい、できます。

「ベイルに着いた後の自主隔離は必要?」  

  ↓

いいえ、健康な方は不要です。

「スキー場ではみんなマスクしてるの?」

  ↓

「はい、フェイスカバーが義務付けられています」

その他、各スキー場での感染予防対策などについて、詳しくはこちらのウェブページをご覧ください。

https://www.goskiamerica.com/Topic/COVID-19.html

ご質問、ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さいね〜😃

また皆さまと一緒にスキー⛷出来る日を楽しみにしております♪

写真は、11月20日のオープンに向けて人工降雪が進むベイルです。