Japow サイコ〜 & エピックパス・アイコンパス

Japowを味わうメイ吉 2016年2月撮影

「Japow」
ジャパウ、Japan と Powder(深雪)を合わせた造語。

この10年ほど日本に降る雪の量に世界のスキー&スノーボード愛好者たちの注目が集まっています。
確かに日本各地に降る大雪は特筆すべきもの、、
20年前までは深雪=スキーお休み、、あんな深い雪誰も滑れない、、だったのがファットスキーという深雪でも楽しめる幅がズドーンと広い幅広のスキーが開発され、そのファットスキーの性能もどんどん年を追うごとに上がり、腰まで埋まってしまうような深雪でもスキー操作をしやすくなったののです。
そのおかげでパウダー深雪大好き!というパウダーファン(というよりジャンキー中毒者)が世界中に増えました。

アメリカやヨーロッパでスキー&スノーボードの映画やビデオを撮っている人たちは日本のパウダーのことを知り、シーズンの間ずっと日本の山々に篭り、ここぞ!という時に朝一番に山にあがってパウダーを蹴散らしジャンプしてその動画を世界中に発信。

日本のどこかで数ヶ月ジッと機会を伺ってスーパーコンディションの中で撮った、その上澄み映像、、
そりゃそんなビデオを次から次へと見せられたら、日本にはパウダーしかない!毎日パウダー三昧!(あと温泉入っている猿がそこらへんにいて)ってみんな思うわな。

毎日ベイルで滑っているとゴンドラやリフトに乗り合わせたアメリカ人から「どこから来たの〜?」って聞かれます、ほぼ確実に、、
面倒くせ〜な〜、と機嫌が悪い時はオレに話しかけるなオーラーを全面に押しだしながら「ここ ベイル」と、、
これで会話が止まり後はボ〜ッと静かに山に上がる。

機嫌が良いときには「日本からだよ!今はここに住んでいるけどね」。
そうなるともう大変、、
日本って毎日パウダーなんだよね?
世界で一番いいパウダーが降るんだよね?
ベイルのパウダーよりいいんだよね?
とまくしたてる、、
それに対してのオレは「Yes & No」
そういう時もあるけど、そうではないときもある。
降る時もあるけど、降らない時もある。だけど総じて雪多いですよ、と。

お次のご質問が、
何月がベストシーズン?(12月後半から1月いっぱい)
どのスキー場がいい?(ニセコや白馬は外国人に人気ありますよ)
お前のお気に入りは?(どこでも雪が降ったばかりのスキー場)
アメリカからのフライトタイムは?(デンバーからノンストップ直行便で10時間)
東京からどうやってスキー場に行くのか?(バスとか北海道なら国内便に乗り換え)、、と続く、、
まぁ この辺で10分そこそこのリフトタイム終了で、いろんなインフォメーションありがと〜とお別れ。

さて、ここら辺から本題なのですが、、

アメリカとオーストラリアの38のスキー場(カナダ ウイスラー、コロラド ベイル含む)を管理運営しているアメリカの株式会社ベイルリゾーツ Vail Resortsが発行しているエピックパス Epic Passは自社所有スキー場をシーズン通して滑れるだけではなく、世界各地の著名スキー場と提携してエピックパスでそれらパートナースキー場も滑れるようにしています。(それぞれの提携スキー場はシーズン通して毎日いつでも、というシーズンパスではなく、5日〜7日間という日数制限があります。)

これだけアメリカ・カナダ人の注目も集めている日本、、
当然エピックパスもアイコンパス (ベイルリゾーツ以外の複数スキー場が組んだエピックパス対抗馬)も、それぞれウチらのパスで日本も滑れますよ〜!とパスのバリュー価値を上げセールスポイントにしている。

エピックパス:白馬バレー10スキー場とルスツをそれぞれ連続5日間づつ。
アイコンパス :ニセコ5日間か7日間(アイコンパスの種類によって)

簡単にいうと、
アメリカのエピックやアイコンを買うと、アメリカ・カナダ以外でも日本でも使えますよ〜、どうですか?お得でしょう?
というバリュー(付加価値、お得感)を感じさせてパスの売り上げアップを狙おうというなかなかよくできているマーケティング手段ですな。

4シーズン前にもなるかな?まだアイコンパスが存在していなかった時、エピックは実はニセコユナイテッド(モイワを除くニセコ全山)と提携していました。
しかし残念ながらその提携は大人の事情(これも後々裏話お知らせしましょう)でたった1シーズンのみで終了。
時同じくしてベイルリゾーツの社長家族が白馬に行き、白馬を一発で気に入り提携話しがトントコ進んでの速攻パートナーシップ締結。
あれは話しが進むのがほんとに速かった、、アメリカ企業の動きの速さには慣れているけど、そのスピードに合わせた白馬バレー側関係者に感服しました。

昨2018-19シーズンがエピックパスで白馬バレーを滑れる最初のシーズン、となったわけですが、、
日本のスキー場なんてアメリカ・カナダのスキー場に比べれば小さいし、リフト古くて遅いし、高級なホテル少ないし、、なんて思い、アメリカ・カナダから日本まではわざわざ来ないっしょ〜、、(オーストラリアは別ね)と思われる方もいると思う。
でもオレは昨シーズンが始まる前に最低1,000人は白馬バレーに行くな、、と感じていた。

シーズン前予想はズバリ 1,000人。
1,000人のエピックパス所有者(アメリカ人、カナダ人とオーストラリア人、日本人も数名)が白馬に行ってエピックのおまけディールを使う、、と。

シーズンが終わってみると、約5,000枚のリフト券発行。
ひとり5日間分のリフト券を発行するので、1,000人来場。
予想 ぴったしカンカン(これを知っている人はどうぞ今シーズンもお体にお気をつけてスキーを楽しんでくださいね)。

エピックパスを使っての今2019-20シーズンの予想は3,000人、計15,000累積来場者数。
内訳は、
白馬バレーに行くパス所有者は2,000人、昨シーズンの倍、10,000人来場。
今シーズンから提携することになったルスツは1,000人、5,000人ご来場。

ニセコユナイテッドを5日間か7日間滑れるアイコンパス所有者は、、
予想:600人、3,000〜4,000来場者数。
なんせアイコンパスは昨シーズンお目見えで、今シーズンで2年目とまだまだ結成されたばかりのプロジェクト。アイコンパス保持者数がエピックに比べ少ないし、アイコンはオーストラリアのマーケットを取り込んでいない、からね。

さぁ当たるか?外れるか?
まぁ こんな予想は全然意味ない、んだけど、、
オレがこうゆう数字 考えるのが好きなもんで、、すみません。

数字ついでに、、
エピックパスを白馬バレーやルスツのリフト券販売窓口で提示したお客様に5日間を発行してもらっていますが、ど〜やって白馬バレーやルスツはベイルリゾーツからお金を払ってもらうか?
それは発行された「5日券発行数✖️ベイルリゾーツと取り決めた特別料金」をベイルリゾーツが支払う、というスタイル。
ベイルリゾーツと取り決めた特別料金はここでは公表できませんが、なかなかのディープなディスカウント料金、とだけ言っておきますね、ごめんなさい。

逆に白馬バレーやルスツのシーズンパスを持っていらっしゃる方はベイルやウイスラー・ブラッコムで半額でリフト券を購入することが出来ます。
半額と言っても、、こちらの当日リフト券は1~2万円と高いので日本のシーズンパスのメリットはほとんどない、と言ってもいいくらい。
エピックパスは5日間無料、(白馬バレーとルスツを合わせると10日間無料)と比べると、そのバリューの差に??ですが、深読みすると、最初からベイルリゾーツは日本でシーズンパスをすでに持っていらっしゃる日本人ゲストには興味がなく、もしアメリカ・カナダで滑るのならエピックパスを買っておいた方がいいですよ、というスタンスなのが分かります。

また昨シーズンから日本在住の方がシーズン前にエピックパスを購入。(エピックパスは11月中下旬までの期間限定発売のため)
シーズンインは白馬バレーでエピックパスご利用で数日滑り、それからおもむろにウイスラー・ブラッコムやベイルにいらっしゃっての滑り放題、夏はオーストラリアで同じエピックパスをご利用になられる、そんなスマートなお客様も増えました。
そうなると、現在989ドル 約11万円のエピックパス一枚でこれだけ一年を通して楽しめるのだからエピックがよく売れている(昨シーズンは97万枚販売)のも納得。

最後に、、
日本のスキー場関係者(周辺の宿泊や飲食業務も含む)のみなさんにお伝えしたいのは、、

昨シーズン日本を訪れてエピックパスを使って白馬バレーまたは個人的に北海道とか行ってスキーやスノーボードをしたことのあるアメリカ人はみんな日本を「絶賛」している、ということ。

白馬バレーに行ったアメリカ人みんな「また是非日本に行きたい!」
今年も家族みんなで行くんだ〜!というリピーターまで。

まぁね オレと良子ちゃんの目の前で思い切り日本の悪口をいう人はさすがにいない、、としても日本滑走経験者、みんなすごい楽しかったようで目をキラキラさせながらそのポジティブな体験を話してくれます。

白馬バレー、ルスツ、そしてニセコのみなさん、、
また賑やかなアメリカ人がそちらにお伺いしますが、どうぞみなさんが提供している商品とサービスを笑顔でエピックやアイコンパスホルダー所有者に提供お願いしますね、どうぞ宜しくお願いします。(そうでないとアメリカ人がベイルに帰ってきたときに、、オレたちが怒られる 🤣)

エピックパス販売サイト(日本語)はこちら
アイコンパス販売サイト(日本語)はこちら

アメリカ人は日本のスキー場どこに行っても猿がいる、と思っております。
2016年2月八方尾根にて
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