アメリカ モンタナ州ビッグホーン川 じみチャンネル90

いやいや、久々のブログ投稿ですな、、

アメリカ山岳部、モンタナ州やアイダホ州、ワイオミング州そしてコロラド州には鱒、トラウト達が沢山いる素晴らしい川が多くあります。

昔は良かった、、なんて言いたくはないけど、
1980年後半から1994年までは、所謂 バブル期ですね、それこそ多くの日本人フライフィッシャーマン、そして女性も、モンタナ州に毎夏来ていたんですよ〜。それこそ100〜150名くらいは?

マァ昨今の円安やコロナ事情、アメリカのインフレによる諸経費の爆発的な値上がり、、そしてここ30年ほど経済が足踏み状態の日本とのギャップを考えるとおいそれと気軽にモンタナまでロッドを振りに行こうか、、と考える方が多くはいない、ようで。

でも日本人フライフィッシャーマンにアメリカでの楽しいフライフィッシングを是非知って頂きたい!と常々思っております。

アメリカでは80年代に各地で始まったキャッチ&リリース策が功を奏し、
サカナが良く釣れるとその川にヒトが集まり、
ヒトが集まるとお金も集まる、、
と言うビジネスモデルが形成され、
そしてその資源であるサカナは保護すべきだ!
となおさらキャッチ&リリースが奨励され、サカナがもっと増えて、、ポジティブなスパイラル その後はもう↑↑(アゲアゲとお読みくださいませ)

しかし、そんなサカナ=ビジネス、は小さな地方自治体、町や村レベルのことで、、

例えばその上流にある60年前の1960年代に建設されたダムが壊れた、または壊れそう、となると??
サカナがどうのこうのというレベルより下流に住む人々の生活が当然重要視されるわけで、、
そうなると地方より連邦政府の政策が優先され修理に取り掛かる、、当たり前なんですけど。

ダムを修復するために貯水湖の水を抜き、下流は大増水、、
その次のシーズンは雪少なくて水量少しの減水、、
その次のシーズンは直したと思ったダムが調子悪くてのまた大増水、、

そんなことを4,5回繰り返すと??

サカナ減ります、、

その実例がビッグホーン川。

20数年前はアメリカ西部を代表する素晴らしいトラウト ウォーターとして賑わっていた。
(その頃の様子を伺うことが出来るオレが2004年に作ったビデオはこちら

3年前の2019年の秋、水量も落ち着いてサカナも戻ってきた、と聞いたビッグホーン、オレ一人で釣って見た、、
(そのビデオはこちら
なんたって良子ちゃんが(結婚前に)初めてフライフィッシングなるものをやってみて最初に釣り上げたのが48cmブラウン、、と言うほどの実力のある川だった。

結果、全然ダメ、、

そして今シーズン2022年、ビッグホーンに行ったお客さんやガイド連中からの情報によると、なんでも釣りは良くなっているらしい、、

ヨシ、それなら3年振りにまた行ってみよう!と今回はメイ吉のイエローストーンでの夏キャンプに合わせてファミリーみんなで。

今回は3日間釣って見ました。
1番の印象はサカナは確かに増えているけど虫がまだまだ少ない、、
この時期にハッチするはずのベイティスやペールモーニングダンそしてカディスが少ない、少なすぎる、、

コロラドの地元を流れる川のいくつかはサカナが少なくなってしまって地元アングラーやショップ、釣りクラブから相談を受ける事があるんだけど、この数年はサカナよりもその川に生息する虫、そしてその量、に注目するようになった。

考えるに、レインボーやブラウンなどのトラウト達はなかなかにタフ、だと思う。多少の環境変化にも対応してサバイブしている。
しかし同じエコシステムに生息する小さな小さな虫たちは環境の変化に弱い、サカナよりも弱い、、
サカナたちのゴハンになる水生昆虫がいなければ、そりゃサカナも増えないし大きくもならないよな。

目をこらして水面を見なければ見えない小さな虫たちを守って、増やしていくためには?

そんなことを考えながら毎日川に出ています。
いやなに、簡単に大きなサカナを釣り上げたい、、単純な動機なんですけどね😆

(最近全くやっていないじみチャンネルも90回を迎えていて自分でもびっくりポン!なのです。)

晩秋のコロラドを釣る @ イーグルリバー。じみチャンネル87

↑↑じみチャンネルはフライフィッシングにご興味がある方のみご覧くださいませ。ダラダラと長い(11分)ビデオなので、、でも、もしアメリカの川で我々現地アングラーがどのような英語でどんなことを話しているか? そんな生の英語にご興味があるなら是非ご覧くださいね。↑↑

大統領選挙で盛り上がっているアメリカ。今回は共和党 民主党のどちらが勝っても僅差スレスレなのでオレもとても興味深く見ているのですが、、決着がつくまでお互いをグチャグチャと罵る大人げ無い行為で、、全く以て見苦しい、、

オレはアメリカは多様性のある素晴らしい国だと常日頃思っていますが、それに見合った品格のあるリーダーが出て来ないのにはホトホト呆れます。

それにしても70,80才のお祖父さん達の元気な事!それだけには感心しますね。自分が80になったときに大統領選とか出るか? いやいや、そんなバカげた事に残された命を使うわけにはいかない、、と思ってしまうのはオレだけかな?

さて、2週間前に気温がグッと下がり、雪も30cm前後降ったコロラドですが、それからまた急に暖かくなり、今日なんて日中気温がプラス10℃。そんなポカポカお天気が1週間ほど続いています。こんなにお天気が良いとやっぱり釣りにでも行こうか、、と言う雰囲気になって、、ガイド仲間のマット君と一緒にベイルからクルマで15分ほどのイーグルリバーに行ってきました。

実際、このイーグルリバーの水を使ってベイルとビーバークリークでは人工雪を作っているのです。

今回のじみチャンネルはマット君とオレの会話をキャプションで載せてみました。釣りシーズン中はアメリカ人ゲスト様をフライフィッシングにお連れする釣りガイド業をやっておりますが、ビデオのように釣りを中心にした英会話を一日中、そう8時間ほどミッチリと、、ハッキリ言って釣り関連とスキーレッスンの会話はもう英語の方が楽。つくづく釣りとかスキーとかの単純なトピックをベースとしたお仕事で良かったな〜 と現場で毎日思っています。これが今回の大統領選とか、共和党や民主党のポリシーの相違等を丁寧に解説するようなお仕事だったら??

英語が嫌いになっていた、と思う、、きっと、、。

来週からはまた気温が下がり雪も降る、予報なのでその前にもう1回 釣りに行こうかな? と、接戦の投票結果を横目に呑気な事を考えております。

アッ 大統領選のオレの予想は、、トランプの共和党が勝つ。と思っていたのだけど、、民主党頑張っていますね。この調子だとバイデン率いる民主党が1選挙人差で勝ちそう。でも、これ、これから揉めるよ〜、ため息。

秋の釣りロードトリップ終了

つい先程、秋の釣りロードトリップから無事に帰宅。

当初はビッグホーンだけ4日釣って、サッとフリスコの家に帰ってくるつもりでしたが、、残念ながらビッグホーンでの釣りが良くなかったので、さらに西に足を延ばしてのマディソン、、マディソンではキャンパーのオーちゃんがフッ飛ぶのではないか?と思うほどのウインドストームで一日だけは釣りもせずにオーちゃん内でジッと待機(この日はモンタナ州とワイオミング州の一部の道路が強風のために閉鎖された程)しましたがそれ以外は毎日良く釣っていました。

ロングドライブがあまり好きではないオレは運転していると疲れてしまって集中力も途切れてしまうので一日で走れる距離を300マイル 480キロ前後に制限しているからゆっくりペースで全然前に進まない、、のが時々自分でも嫌になる、、アメリカ人は本当にロングドライブに強い!というか子供の頃からロードトリップに慣らされているからだろうな、、彼らは一日で1,000キロは走る!それをメイ吉のお友達のおかーさん達でも当たり前のように、、

マァ当たり前の事だけど、事故らない、事故に巻き込まれない、をモットーにコロラド、ワイオミング、モンタナ、アイダホ、ワイオミングそしてコロラドと大きなループを描くような釣りドライブでした。全走行距離2,580キロ。10月4日に出発したので13日間フラフラしていましたな、、運転していたのは5日間、釣りは7日、お天気待機が1日。

マディソンの後にアイダホのヘンリーズフォークやサウスフォークも釣ろうかな?と思いましたが生憎 降雪強風注意報が発令されていて3日ほどは悪天候で何も出来そうも無く、、今回はパス。10月は7〜9月に比べて天気が荒れる時があるのでそこに気を使います。アメリカ西部の7〜9月はほとんど毎日同じ安定した天候でお天気予報なぞ見もしないのですが、、10月は安定しないな〜。

オレの(小さな)夢は5月から10月までの半年、ハッチを追っていろんな川を無計画に釣り歩く事。今はまだメイ吉が小さいのでそれが出来ませんがメイ吉が家を出たら良子ちゃんと一緒にキャンパーとボートを引っ張ってアメリカ西部を釣り歩きたい!と思っているのです。

このようなキャンパーに寝泊まりして自炊をしてしながらの旅行はガソリン代、キャンプ場使用料、食費にお酒代、釣りのライセンス、ボートトレイラーのシャトル代、ラインやフライ等の細かい釣り備品等などでなんだかんだで一日平均1万円くらいかかるのかな? と言うことは6カ月180日フラフラすると180万円は必要になる単純計算で、、まずはその資金を用意していこう!と家に帰って来るなり、もうまたの釣り旅行の事を考えている自分に自分で呆れております、、

でも釣りガイドのお仕事もとても楽しいし、釣りロードトリップもしたいし、、何歳まで元気に川に立てるか?分からないけど後 幾つの釣りシーズンを楽しめるか?を考えると全然シーズン数が少なくてちょっと焦るのも事実なのです。

マディソンリバー $3ブリッジアクセス じみチャンネル84

↑じみチャンネルも見てくださいね↑

アメリカはコロラドに住んで35年、、俳優さんや大金持ちが大統領になったり、一般人でも銃を保有出来たり、、と傍目で見てもどうしても これはオカシイでしょう?と思わされる事が多々ある変な国 アメリカなのですが、、時々 ウ〜ン と感心しざるを得ないアメリカの良い面も見ることがあります。

「国立公園」と言う定義を造り上げて国土の一部を認定した、世界で1番最初の国でもある事。それも1872年に、、そして今現在もアメリカ連邦政府がそれを継続保有している。約150年前って日本では、横浜で初めてガス灯が点って、新橋から横浜まで汽車が走った時期、、だってさ。(このサイトを参照させて頂きました)

国立公園のお話しからかなり離れてしまうかもしれないが、今回のトピックは「釣り人達が川のアクセスを守った」です。

アメリカでは水はみんなのもの、と言う原則があります。その水をどれだけ使っていいか?と言うウォーター ライト Water right 水権は連邦政府や各州、各地方自治体によって詳細厳密に決められていますが、オレたち釣り人が気になるのは水面、川面、ですな。

水面は誰のものでは無くてボート等の浮いているものに乗っていればそこは立ち入りO.K.。しかし川に行くまでの土地がプライベート、いわゆる私有地の場合は所有権を持っているオーナー 持ち主からの許可を貰わないとアクセス 立ち入る事が出来ない、のです。

そこでじみチャンネルでも紹介した、もう少しのところでマディソン川へのアクセスが無くなってしまう、危機的な話しがあったのにも関わらず釣り人たちが立ち上がって、そのアクセスを未来永劫 一般人のために開けることに成功した、と言うお話し。

その寄付金集め、寄付された金額にマッチ 同金額を寄付した大金持ちさん、釣り人同士会→モンタナ州動物局→連邦政府そして連邦政府がモンタナ州に管理を委託している、等の公私団体が連携プレイを上手く取った事、、それを全てこのブログに書き上げる気力はないので興味ある方はオレを川で捕まえてね。

最後に、、2002年に2億円で買ったこのキャンドルスティック牧場、数年前にこの牧場含んでのもっと広範囲にある数件の牧場もまとめて買い上げた大金持ちがいて、彼が支払った金額は14ビリオンドル ざっと1兆5000億円、、

じみチャンネルに出てくる小さなトラウト達は1兆5,000億円のおかげで釣れている、ようなもので、、それはそれでとても貴重なおサカナさんたち と言うことになりますな。

マディソンリバー モンタナ州 じみチャンネル83

↑↑じみチャンネル83 見てね〜!↑↑

わざわざフリスコから10時間もかけて運転してきたのに期待していたビッグホーンリバーでの釣りが超低調だったので、、

これはこのまま家に帰れないな、、幸い仕事もないし、良子ちゃんがメイ吉と家をしっかり見てくれているし、、それならもうちょっと北西に進んでマディソンリバーに行こう!と、、

はじめはビッグホーンとマディソンの途中にあるリビングストンのスプリングクリークを釣ろうかな?と思ったのですが、この週末ちょうど寒気が通る天気予報で強風と雪が来る との事。寒波が通るその日にスプリングクリークはさすがに無いな、、それなら天気が悪くなる前にマディソンに入って1〜2日はオーちゃん(キャンパー)に隠ってフライでも巻いて寒波をゆっくりとやり過ごそうと、、

雪の天気予報でビビった、、のですが思ったより寒波と風はそれほど厳しくなくて昨日は丸一日、今日は午前中いっぱい、予期していなかった釣りが楽しめました。明日からはまた穏やかな10月のお天気に戻るようです。

そして10月のマディソンリバー、、ハッチもライズもないのでドライを投げても反応が無いのですが、ちょっと それこそ40センチのドロッパーをドライの下に流してあげるとしっかりと反応してくれて、、ビッグホーンから7時間も(ランチをゆっくり食べたり買い出しに1時間以上かけなければ5時間ですが、、)かけて運転してきた甲斐があった!というもので、、

残念ながら期待していたベイティスのハッチは薄くてライズも無いのですが、、それでもおサカナさんたちはいるところにはちゃんといて、、良い釣りを楽しめています。

コロラドでガイドしているとお客さんから必ず聞かれる質問の一つが、ジミーはどこの川が西部で1番好き?

答えはいつもモンタナ州のマディソンリバーだよ!と、、このマディソン 実力ありますな、やっぱり。

後1,2日はマディソン、その後は南に降りて久々のヘンリーズフォークでライズしているおサカナを見つけようかな?と思っています。

と、いうことでメイ吉と良子ちゃん、オレはもうちょっとフラフラしているね、ごめんね、、

ケリー ギャロップさんのギャロップ スライドイン。モンタナ広し、と言えでもこれだけ充実したショップはなかなか無い!もちろんガイドサービスもロッジも提供しているのでマディソンリバーを楽しみたい!と言う方にイチ押しでお薦めします!

ビッグホーンリバー モンタナ じみチャンネル82

↑↑じみチャンネル 見てね!

今シーズンの釣りガイド仕事を怪我も病気も無く、スケジュール通りに無事終えて、、一日置いて、早速 キャンパーのオーちゃんに泊まりながらの釣り遠征に出かけました。

当然 良子ちゃんもメイ吉も誘ったのですが、、メイ吉は学校に行きたがるし、益々最近ハマっているフィギュアスケートの練習が週6日あるので、、ダディー 一人でいっておいでよ、、アッサリと。そうなると良子ちゃんもフリスコに居なければならなく、、

当初は南のニューメキシコ州はサンワンに行こう、と思っていたのですが、、コロナ対策で州外からの釣り人をニューメキシコ州は受け入れていない、、オレたちがいるコロラド州はバンバン州外からの観光客を受け入れて川も山もお客さんで大賑わいだと言うのに、、ましてオレたちガイドは毎日 州外からのお客さん達を川でガイドしながらもコロナにはかからなかったのに、、サンワンのガイドさんはビジネスが無くなってしまって大変だろうな、、

サンワンがダメなので、それならば北だな、、、とアタマに浮かんだのがモンタナ州のビッグホーンリバー!

ここ10年のビッグホーンは何しろ言い噂を聞かなかった、、やれダムが壊れてその補修工事のためにトラウトには熱すぎる水温の貯水湖の水を大量に流した、、やれ冬に雪が降らなかったから貯水湖からの放水がメチャ少なく渇水状態になっている、、とか、、原住ネイティブアメリカン達が白人の釣りビジネスに嫉妬して釣具店に放火した、、とか、、

これら諸々の事情で1.6キロ(1マイル)流域に5,000匹以上はいたマス達がわずか800匹となってしまった、

でも?昨シーズンくらいからビッグホーンに行ったお客さん達からちょっとは釣れはじめたよ、、とか、今シーズンはビッグホーンに行ったけどそれなりに釣れたよ〜と嬉しい声を聞き、、ヨシ!それならばオレが直接行ってみて確かめて見ようじゃないか!と思ったのです。

結果から言うと、、

全然良くなかった、、なんかおサカナさんたちが沢山いる雰囲気が無かった、、サカナが最初からいないのか?たまたま釣った3日間がスローだったのか?それは分からない、、でも手応えが無かった、と言うのがホントのところ。

ガイドボートはそれなりに出ていて、ポチポチとガイドボートは釣れているけどどれも15〜20センチ前後の2歳児ばかり。

ここに居なければ絶対におかしい!と言うポイントで粘りに粘ると40センチ以上の良型が釣れくれたけど、、

朝一番にトライコの良いハッチがあって30分後にはトライコのスペンドがビッシリと流れ漂う、、オォここならライズするおサカナが10匹は見れるだろうな、、と言う美味しいスポットでライズ「0」、、

それを見たときに、アァまだまだ往年のビッグホーンには戻っていないな、と確信しましたな、、

幸い1980〜2000年代の素晴らしいコンディションのビッグホーンは体験しているので、現在の状態からどのように変わっていくのか?それを見ていくのがまた楽しみのひとつになりました。

昔は良かった〜 なんてジジイ臭い事は言いたくはないけど、、良かったらこのビデオを見てください。2004年のビッグホーンの様子です。まだ小さかったときのイヌのZen-禅や若いときのヒトの良子ちゃんが見れますよ〜!

無事に釣りガイドシーズン終了

先週末、無事に今シーズンの釣りガイドを終了しました!

この夏は、、良く働きました。ここ数十年ない程に。いつもなら週に4日ほどのペースなのですが、、逆にお休みを2日連続で貰うと疲れないのか?変に眠れなくなってしまって、、寝不足のままガイド仕事に出るとカラダ重いし、不機嫌になるし、、ゲスト様に冷たくあたってしまうし、、

それならお休みは一日だけにして週に5日ペースにしたところ、これがちょうど良い、、毎晩グッスリと眠れるしカラダの調子も良い。

そうこうしているうちに一緒に働いている病欠やクルマ故障してしまったガイド連中の穴を埋めるために手を上げていたら週6日となり、

まさか57才にもなって週6日でボートを漕ぐとは思いもよらなかった、、けど?想像しているよりカラダも動くし、アレッ?全然 連チャンで川に行けるじゃないか!とちょっと自分の体力にも自信が付いた釣りシーズンでした。

この元気の原動力は?

良子ちゃんが毎朝5時から丁寧に作ってくれるお弁当!ご飯とおかずを桐の弁当箱に詰めてくれて、、川辺で頂くこのお弁当がとても美味しい!良子ちゃんも6月から本当にお疲れさまでした!

こんなお弁当が毎朝日替わりメニューで!

ミズーリ川 モンタナ州 じみチャンネル81

じみチャンネル、久々!でございますな、、
夏の本業である釣りガイド仕事が始まってしまうと、ゲスト様の面倒を見ているのが精一杯でビデオを撮っている暇がない、、ことに気づき、、

メイ吉のイエローストーン国立公園でのサマーキャンプにかこつけて、キャンプの前後に我々の釣り旅行も付け加えてそこでじみチャンネルを撮ろうか?と思いましたが、、、
最初の釣り場は流れが早く、ボ〜っとしているとチコちゃんに怒られるばかりではなくところどころにある岩(まぁその岩裏がホットスポットでもあるのですが)に激突してしまうマディソン川での釣り、、ボートを操船しながらのビデオ撮りは出来るはずもなく、、

マディソンの後に4時間かけて移動してきたモンタナ州のちょうど真ん中にを流れるミズーリ川。
ここは一言で言うと?

「流れている湖」

ボートのスピードを流れと合わせると、流れるフライがピタッと流れに乗って湖でキャストしているような錯覚。しかし、川の真ん中は流れがしっかりあってそこではボートをその場に止めることが出来ずに下流にもっていかれるほど。川幅が100メートル強あるし、ザワザワと流れる急流がないためそのコシの強い流れを視認することがむずかしい。

ウエーディングをしようとすると5歩も進めばもう胸まで水が来てしまう。ウエーディングで楽しめるポイントはそこかしこにあるけど、アイダホ州のヘンリーズフォークのように歩いて対岸に渡ることは出来ない。
動いている湖のような変化のない流れでも注視するとやはり早い流れと遅い流れが交わるシームがあったり、密集している藻と藻の間にちょっと深いポケットがあったりして、ポイントはちゃんとある。地元のガイドたちは毎日そこをドリフトしているのでそのポイントを丁寧に突いてくる。(それをオレは横目で見させていただいてポイントを盗んでいるのですが、、今回も3、4箇所、エッ ここにおサカナがいるんだ〜、という新しい発見がありました)

見た目はゆっくり、実は粘り強い流れのホルター湖下のミズーリ川。
そんな強い流れの中で育っているレインボーたちはみんなトルクたっぷりの強さ。
フッキング後のファーストランは無理に止めようとすると3xティッペットでも一瞬で切られ、
#16, #18サイズの針はほぼ全部伸ばされる、、(でも#20以下だとフックが全部食いこんで口と一体化する感じで逆に伸ばされなかった)
5xティッペットはできれば使いたくない、、
1m前後のジャンプは当たり前、、
良子ちゃんはフッキングした後、自分のラインからロッド3本分離れたところでジャンプするレインボーを見て、あっ そこで違うサカナがジャンプした〜!と言っておりました。
それが自分のレインボーと知らずに、、

8月第1週は、トライコ、カディス、ミッジ、ペールモーニングダンそしてベイティスもみな一斉にハッチする混成ハッチ。
気に入った虫だけをセレクティブに丁寧に捕食しているレインボーもいれば、トライコのスピナー、それもスピナー一匹づつ食べているのではなくてズズズッ〜と一気にまとめて5~10匹ほどのスピナーをすすりこんでいるレインボー、かと思えば#14の働きアリに出てきたり、働きアリの40cm下につけた#22ジブラミッジのドロッパーを食べてくれたり、ライズが無いところから#8ホッパーにバーンと出たり、ニンフをボートからボ〜ッと流していても突然ストライクするし、、、とレインボーらしくそれぞれ個性豊かなおサカナがいるので、自分が好きな釣り方で一日中楽しめるミズーリ。
ガイドさん達を見ていてもゲスト様の希望通り小さいドライを丁寧に流しているボートもあれば、大きなドライを投げているボートも、そして一番多いのはビギナーでも楽しめるインジケーター付きのニンフで本流流し、、

太マッチョな体格をフルに使ってのファイトはミニスティールヘッド。
アァこれが本来のレインボー釣りの楽しみなんだな〜 と、、
ミズーリの愛称は Big Mo ビッグモー。
大きな青空の下、大きな川で、大きくて元気いっぱいなレインボーをのびのび釣ることが出来るミズーリ。
日本からは遠いディスティネーションですが日本のフライフィッシャーに是非一度来ていただきたい、そんな川です。

グリーンリバー ユタ州

前から「また機会があったら是非 釣ってみたい!」と思っていたグリーンリバー。

最後に釣ったのは?

良子ちゃんとの新婚旅行!そう、新婚旅行にコロラドからクルマを6時間以上走らせてグリーンリバーに行ったのです、、結婚したのは2005年だから、それこそ15年ぶり!

今回は良子ちゃん、メイ吉のファミリーみんなで、、

グリーンリバーを一言で表すのなら?

「水族館」

ほら水族館の馬鹿でかい水槽、そこに沢山のおサカナ達が悠々と泳いでいるじゃないですか?水族館に来たビジターは水槽の横からおサカナ達の様子を見る、、のだけど、水面からフライを落としたら?と考えるのが釣り人。それを(堂々と)出来るのがグリーンリバー。

何しろフレミングゴージダムからの放水が透明度高し!その澄み切った流れに50cm前後のおサカナ達がごっちゃりといるのがボートの上から丸見え!

これに興奮しない釣り人はいない、、フライを投げなくても川の至る所にいる大物を見ているだけでも飽きない、、

釣りは?ニンフをタップリと沈めて4mの川底にいる潜水艦クラスを狙うのもヨシ、水面下1mで右左とナニやら捕食している奴をサイトニンフィングで狙い撃ちするのもヨシ、しかし極めつけは?川 流心ど真ん中に大きなドライフライを流して3〜5mの川底からそのドライフライにアタックしてくるやる気満々のおサカナにお相手して頂く釣り。そのドライへの出方がバッシャ!と言う派手な出方ではなく、フライが消し込まれるようなシブい静かな捕食も通好みでうれしい。

グリーンリバー、相変わらず素晴らしい川でした。

北東に向かえ!

我が家フリスコ町から北東にあるグリーンリバーに釣り&キャンプに来ています。

フリスコからグリーンリバーまで距離にして430キロ、、

その間のドライブの様子を良子ちゃんがビデオにしてくれたのでどうぞご覧下さいませ!