(昔のブログからの転載、オリジナルは2014-08-30に、、もう5年前にもなるんだなぁ、、)
まだオレのガイドシーズンは数週間続きますが、
もう今シーズン一番のオリジナルフライを公表したいと、、シーズン終了を待たずにここでお披露目、となるにはそれだけ「釣れる!」と言う事でありますな。
バナナマン Banana-man。
ぼってりしたボディーがどぎつい黄色のカディスピューパ。
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昨シーズンの夏終盤、
命名は良子ちゃん。
黄色のボディがバナナみたいだから、、
でもただのバナナではひねりが無いので日本でご活躍中のバナナマン日村氏にちなんで、、笑。(アッ 余談ですがオレは日本のバラエティーTV番組をインターネット経由でよく見ていて、、番組内での自分の立ち位置をよく理解していて盛り上げていこうとするバナナマン日村のファンでもあるのです。)
午前中のトライコスピナーの流下が終わって夕方のカディスが飛び回る前のギラギラした太陽だけがウザい そんな午後2~4時の釣れなくなるスローな時間帯。
オレたちガイドのお決まりフライは「Y’s ワイズ」と呼ばれているヘアーズイアにティンセルのウイングを付けた#18のカディスピューパ。
なぜだかこの Y’sだけがよくおサカナを動かして、、
釣れたおサカナのストマックを見てみると、、
おぉ なるほどピューパをしっかり食べている、、
でも喰われているピューパのボディの色があり得ないほどのド黄色!
頭の部分は真っ黒けのブラック。
こんな色使いのピューパが実際に食べられているなんて、、
オレなんて想像も出来なかった。
手のひらに転がる この黄色と黒のピューパにヒントを得てフックサイズや使うマテリアルをいろいろ試してみて落ち着いたパターンがこのバナナマン。
このピューパのミソは?
う〜ん
CDCをラップしたことと、
ミラージュティンセルを使った小さなキラキラウイング、でしょうか。
キラキラウイングはY’sのコピーなんですけどね、、手元にちょうど良いサイズのミラージュティンセルがあったものでそれを使っております。
ゲスト様のラインに結ぶ現場では、、
なんせカディスのピューパということである程度ドラッグがかかって振り回しても、
いや ある程度振り回して水の中で動かした方がおサカナの反応が良いときが多い。
ドリフトの最後にダラッ〜と下流にフライが流れるときに向こう合わせでかかることが多いので流れにうまくフライを載せれないビギナーにも使えるし、、
メンディングを入れるときにどうしてもフライを大きく動かしてしまう事が多いゲストにもピッタリな(?)フライ 笑。
午後になったらガイド連中がみんなそそくさと4Xテッペットに結ぶバナナマンはよく釣れるけどそれに加え特筆するべきは、、
大物キラー。
なぜか17インチ 43cm以上の3~4年魚クラス、に人気があるようで、、
大きなアメリカ人と一緒に写真に収まっても釣り人に負けていないプロポーションを誇るブラウンやレインボーは90%以上バナナマンで釣られている、、という事実。
一緒にボートを流す同僚ガイドがランチタイムにそっと寄ってきて
「ジミー バナナマンある?」とおねだり。
夕方にそのガイドが面倒を見たゲストがボートランプ(ボートを引き上げる所)にいるオレに「バナナマンで大きなのが釣れたよ〜!」と嬉しそうに声をかけてくれる、、
そんな現場力が強いのがバナナマン なのです。
それとタイイングも一本3分かからず、一時間で1ダース巻けるという簡単さも嬉しい。
えっ?オレたちガイドはY’s ワイズはもう使わないのかって?
すみません、、ショップで売っているサイズ18番のY’sは この1ヶ月半在庫切れなのです 笑。
そんなこともあってバナナマンが良く釣れているのかもしれませんな、、なんてことない。
フック:ティムコ2487または2488 #18
スレッド:8/0 イエロー
ビード:タングステン ゴールド 2.0mm
ボディ:スーパーファインダビング Superfine Dubbing(Blue Ribbon Fliesから購入)アンバー色にXSサイズのゴールドワイヤーを4回転
ウイング:ミラージュテンセルオパール Mirage Tinsel Opal(Blue Ribbon Fliesから購入)スモールサイズを2本
ヘッド:ジーロンダビング ブラック
ボディーラップ:CDC ライトダン Light Dun (Trout Hunterから購入)のハックルテップを2回転