海外旅行がこれほど遠くなったことがあったでしょうか?
2021年2月現在、アメリカ入国前&日本帰国前に新型コロナ検査を受けなくてはならなくなってしまいました。(でもこれも早期収束のために必要な措置なのでしょう)
そのため、弊社スキーアメリカのお客様もアメリカ在住の方と世界レベルの大会に出場する選手のみ、と昨年比95%減。
し か し !
そんなことには関係なく、いつものように雪は降り、こんないい雪が降ったらば、それは味見に行かなくては〜 とベイルの新雪をすべってきました。
ベイルでは、スキー場自体が事前予約制、マスクは義務、レストランの制限もあるなか、全面滑走可能。いつも通りにリフトを乗り継いで、行きたいスポットをすべれます。
雪崩の心配もなく、安全に、こんな軽雪パウダーを、登ることなくリフトで楽々すべれる。
昨年までは当たり前のように感じていたそんな環境を、今年も提供してくれているベイルリゾートに感謝、なのです。
毎日のベイルの様子は フェイスブックページや
https://www.facebook.com/goskiamerica
インスタグラム
https://www.instagram.com/goskiamerica
にて更新しています。
(アカウント作成しないで、チラ見だけでもどうぞ♪)
こちらコロラド州では、医療従事者と70歳以上の方のワクチン2回目接種が進行中、65歳以下の方のワクチン接種も今週には始まる予定。
長いトンネルの先が見えてきた、けれど、トンネルを抜けるまでは気をつけて進みましょう、という段階に来ています。
このトンネルの先で、また皆様といっしょに、このベイルの粉雪をすべる日を、私もジミーも心待ちにしています。
text by Ryoko
新型コロナ対策@アメリカのスキーリゾート
【アメリカ私の住む町での新型コロナ対策】
私が住むコロラド州のスキーリゾートでの新型コロナ対策です。
読むのが面倒〜という方はこちらのyoutubeをご覧くださいね。https://youtu.be/or1Zlb0ORRY
↓↓↓
新型コロナのほとんどが飛沫感染である、そして、飛沫感染はマスクで九割方防げる、ということがわかってきました。
全員マスクをして誰もしゃべらず静かな東京の満員電車ではアウトブレイクしていないですよね。
逆にいえば、マスクを外した時に感染している、ということ。
レストランのテーブルで向かい合って食事する
バーのカウンターで飲みながらバーテンダーに次の注文を入れる
カラオケで歌う 友人家族を自宅に誘って一緒に食事をする
親戚一同であつまる結婚式
職場の喫煙所で一服しながら世間話
休憩所や更衣室でマスクを外して同僚と話す
こんな状況でコロナがうつっているんです。
そのため、こちらの対策は、「マスクを外す瞬間をどう減らすか」をメインに考えられ、その結果、
・・・ 「マスクを外す顔を見せていいのは、一緒に住んでいる家族だけ!」
というルールとなっています。
例えば、
→ リフト乗り場で並ぶときは、フィジカルディスタンス(2m以上)を取り、マスク義務で並ぶ
→ リゾート内は屋外を街歩き中もマスク義務
→ もちろん建物内もマスク義務
→ マスクを外さなければ食べられない飲食店は、店内飲食禁止
普段ならパーティーや集まりが催されるこの季節、今年は親戚や友人と会うことも制限されています。
この人なら大丈夫だろう、という気の緩みから友人内や親戚内での感染が増えることを防ぐためです。
→ 普段一緒に暮らしている家族だけが、マスクを外した顔を見せてよい人
→ 普段一緒に暮らしている家族だけが、一緒に食事をしてよい人
→ 二家族以上での集まりは禁止、もちろん一緒に飲食は厳禁
→ (エリアによっては)友人同士で部屋をシェアしての宿泊は禁止(一緒に住んでいない人とはツインでの二名一室不可)
もっと詳しく知りたい方は下記をお読みいただき、ご質問等がありましたら私に聞いてくださいね。
** アメリカでの規制は各州、各県、各市で異なりますが、以下は、コロラド州のスキーリゾート(ベイル、カッパーマウンテン、ブレッケンリッジ、キーストーン)での新型コロナ規制と自主ルールの詳細となります。
(ここまで規制しなくても、なぜ日本では感染が抑えられているのか?は私も知りたいです。)
【12月13日現在】
日本のお住まいの方が米国コロラド州へ入るのに事前のコロナ検査義務はありません。日本からはデンバー空港へ乗継便で入れています。
ベイル、カッパーマウンテン、ブレッケンリッジ、キーストーンにお越しの方に、到着後のコロナ検査義務はありません。
また、到着時に健康な方は、到着後の自主隔離義務はありませんので、到着翌日からスキー&スノーボードをすることができています。
スキー場
毎日営業中。新型コロナの影響で滑走可能エリアを減らす、またはリフトを運休する予定はありません。 ベイル、ブレッケンリッジ、キーストーンはリフト券利用の事前予約制で、カッパーマウンテンは駐車場の事前予約制で入場者数を制限しています。ベイル、ブレッケンリッジ、キーストーンではリフト当日券の販売はありません。
マスク
建物内、リフト乗り場、ゴンドラ内、全て着用義務あり。口と鼻を覆っていないとリフトには乗れません。ゴンドラに一人で乗るときも、前後の乗客のマイクロ飛沫対策として、マスク着用の義務があります。リゾート内、ビレッジ内、メインストリートなど、屋外でもマスク着用義務があります。
フィジカル・ディスタンス
リフト乗り場では、スキーとスキーが前後でぶつからない長さ=2mが確保されるので、前後の人との距離はとれます。リフト乗り場の列は横一列あけて進むので(写真参照)、すれ違い時も向かいの人とは離れて進むことになり、距離をとれています。
リフト
家族だけで乗るのが基本。6人乗り、4人乗りは間に一席開ければ、見知らぬ人とも同乗可能ですが、嫌なら断ることもできます。私がこれまで見る限り、断っている人はいませんでした。
ゴンドラ
家族だけで乗るのが基本。10人乗りには2名乗せることも可能となっていますが、シングルの人はゴンドラよりリフトを選んでいるのか、一人でゴンドラに並んでいる人は少ない印象でした。キャビン内でもマスクは義務、また、窓は開けたままにしておかなければなりません。
レストハウス
ベイルでは通常の1/4の座席数で事前オンライン予約のみにて営業中ですが、メニューは簡素化されています。店内は一方通行で進み、すれ違いがないように誘導されます。ブレッケンリッジ、キーストーン、カッパーマウンテンでは、現在、店内飲食禁止のため閉店中で入れません。
レンタルスキー
レンタル品の消毒、店員の健康チェック、マスク義務、一方通行の誘導、オンライン予約、前日夕方の閑散時間の受付、屋外でのレンタル品返却などの対策が取られています。
トイレ
建物の入口から一方通行で誘導され、手洗い石鹸、消毒液ディスペンサー、ペーパータオルの追加がされています。温風手乾燥機は州法により利用不可となっています。
エレベーター
ホテル内エレベーターは家族だけで乗るよう、各ホテルのフロントデスクで指示されます。
宿泊
お客さんの入れ替えは24時間以上あけるルール。朝にチェックアウトした部屋にその日の夕方に別のお客さんがチェックインすることはありません。チェックイン翌日に部屋の掃除が入るので、次のお客さんがチェックインすることができるのは前のお客さんがチェックアウトしてから一日半後です。
カッパーマウンテン、ブレッケンリッジ、キーストーンでは、友人同士で部屋をシェアしての宿泊は禁止(一緒に住んでいない人とはツインでの二名一室不可)
送迎
空港送迎車はシャトルバス、ハイヤーともに通常の半分の乗車人数で運行中。シャトルバスの運転手の健康チェックは毎日行われています。運転手のコロナ検査有無は各社により対応が違います。これまではチケットカウンターに並んでいましたが、オンラインチェックインが普及中。
飲食
地域により、室内飲食を通常の25%の座席数で許可しているエリア(ベイル)、と、室内飲食禁止でテイクアウトと屋外飲食のみ許可しているエリア(カッパーマウンテン、ブレッケンリッジ)があります。バーカウンターはどこも閉鎖中で、夜の営業時間は通常より早く閉まっています。
小売店
店内面積により入店人数の制限をかけて、全員マスク義務で営業中です。レストハウス、小売店では現金を受け取らず、クレジットカードのみ利用できるお店もあります。
会合
毎日一緒に暮らしている人以外と室内で会うことは禁止。
例:友人同士の二家族で集まって食事 ← 厳禁!!
マスクを外した顔を見せていいのは毎日一緒に暮らしている家族やルームメイトだけです。
(上記ルールは随時見直されます。直近では12月18日に改訂または延長される可能性があります。なお、上記ルールにはアスペンは含まれていません。アスペンでは12月14日”宿泊”分から、事前のPCR検査陰性結果がない人は10日間の検疫義務が発生します。ベイルやカッパーマウンテンは、自家用車で来る日帰り客も多いエリアなのでアスペンとは同じことはできない、という理由でPCR結果提出を導入する予定はありません。)
ベイルリゾート 予約システム
ベイルリゾートの予約システム稼動は11月6日からですが、それに先立ち明日オープンするキーストンリゾートのみの予約が本日5日に先行開始したので試してみました。
初日は混雑が予想されるので「オンライン待合室」に通されます。
(予約アクセスが落ち着くとこのプロセスは省かれます)
epicpass.com にアクセスし、予約「Reservation」をクリックすると、「オンライン待合室」に画面が変わりました。
本日のキーストーン先行予約は「オンライン待合室」が設定されたのは最初の15分程度で、その後は待ち時間なく、予約サイトへ繋がることができていました。
オンライン待合室に通された場合は、メールで通知が来るので、それを見逃さないようにしてくださいね。
それでは、明日初すべりにいってきま〜す!!
by 良子
プライベートな冬のリゾート
”プライベート”の快適さを知ってしまうと、賑やかなスキー場にはもどれない?
【リッチなアメリカンが集う優雅な冬のリゾート】
コロナ以前から、アメリカのお金持ちは3密を避ける方法をよく知っています。
富裕層の方にとって「自分の空間」や「スペース」は、「時間」と同じくらい大切なものだからです。
今回はそんなプライベート感溢れるウインターリゾートをご紹介してみたいと思います。
【テルライド】コロラド州
テルライドはジェットセッターに人気のスキー場ですが、ヘリコプターを貸し切れば、山ですらプライベートに♪
アラスカ以外ではアメリカ国内で唯一ヘリスキーができるこのエリア。テルライドでトムクルーズに会ったよ、と言っていた人がいましたが、トムクールズにヘリは似合いすぎる(笑)
https://aubergeresorts.com/…/heli-ski-the-san-juans/
【イエローストーン】モンタナ州
イエローストーンクラブは敷地内に家を持っている人だけが滑れるリフト数15のプライベートスキー場。今日ゲレンデに出ているのはビルゲイツかもしれません。お隣にはビッグスカイというスティープ好きにはたまらないスキー場もありますが、静寂を愛しプライバシーを尊ぶクラブメンバーの方は行かないでしょね、、、
https://yellowstoneclub.com/experiences/ski
【シマロン】コロラド州
2018年にコロラド初のプライベートスキーリゾートがオープン。たった13軒の家のオーナーとそのお友達だけがスノーキャットでアクセスできる60のコースがあり、そのエリアは2000エーカー、ということはなんと志賀高原全体の2倍弱。そこに最大36人しか滑れないとなれば、パウダー天国は間違いありません。
https://cimarroncolorado.com
【ブラッシュクリーク】ワイオミング州
牧場(ランチ)を持っていることはアメリカ人にとってステータス。ブッシュ大統領が外国首脳を自分の牧場に招待したりしていましたね。こちらのゲストランチにはご宿泊者専用の小さなスキーエリアがあります。1日30人までで、圧雪車やスノーモービルでアクセス。もちろんプライベートジェット用の空港からも近いロケーションです。
https://www.brushcreekranch.com/activity/skiing-snowboarding
【ベイル】コロラド州
ベイルでもキャット圧雪車を貸し切れますよ♪
だんだん、1日50万円の貸切がリーズナブルに思えてきました(笑)
https://vailpowderguides.com/gallery/
ベイル&ビーバークリークのスキー場自体はリフト券を買えば誰でも滑れますが、会員制のクラブハウスやロッカールーム、駐車場があります。こちらは長~い順番待ちとなっているそうです。
【アスペン】コロラド州
オールドマネーのエスタブリッシュメントが集うアスペン。アスペンにある4つスキー場はリフト券を買えば誰でも滑れますが、それとは別にキャット圧雪車スキーのオペレーションがあります。こちらも今年のキャットスキーは貸切のみとなっています。
https://www.aspensnowmass.com/…/wint…/aspen-powder-tours
どのリゾートもスキー&スノーボードだけでなくスノーモービルや犬ぞり、夏は釣りやゴルフなどのアクティビティも楽しめます。もちろんレストランやスパでも静かにくつろげる空間がひろがっています。
以上、アメリカの富裕層に人気のプライベートな山岳リゾート&アクティビティのご紹介でした。ご興味のある方はご連絡くださいね!
新型コロナ関連:コロラドからの最新情報
ハワイでもとうとう日本人観光客の受け入れが始まりますね!
ハワイでは事前のPCR検査が必要ですが、こちらコロラドでは不要です。健康な方は到着後の隔離も不要で、これまで通りそのままスキー&スノーボードに行けます。
(なので、現時点でベイルへの往来について昨年と違う点は、日本ご帰国後の日本での自主隔離要請のみです)
アメリカは州によって対応がかなり違うのですよね
スキーアメリカのWebページにて最新状況をお知らせしています。
「ベイルでスキーできますか?」
↓
はい、できます。
「アメリカに入国できるの?」
↓
はい、できます。
「ベイルに着いた後の自主隔離は必要?」
↓
いいえ、健康な方は不要です。
「スキー場ではみんなマスクしてるの?」
↓
「はい、フェイスカバーが義務付けられています」
その他、各スキー場での感染予防対策などについて、詳しくはこちらのウェブページをご覧ください。
https://www.goskiamerica.com/Topic/COVID-19.html
ご質問、ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さいね〜
また皆さまと一緒にスキー出来る日を楽しみにしております♪
写真は、11月20日のオープンに向けて人工降雪が進むベイルです。