コロナワクチン接種@アメリカの田舎町

全米的にワクチン接種が進んでいますが、私の住むコロラド州でも、16歳以上なら誰でもワクチンを打てるようになりました。

住民票システムのある日本では、お役所が一元管理して、丁寧にお知らせのお手紙がくるのでしょうが、アメリカでは待っているだけではワクチンは回ってきません。

民間病院、地域行政の保健所、ドラッグストア、スーパーマーケット内の薬局、など、それぞれ予約サイトがあり、それぞれに登録すると在庫があるときにメールや携帯にお知らせがくるシステム。

情報弱者だと置いていかれます(笑)

自分で調べること、そして、友達やご近所さんから情報を得ること、これ、アメリカ生活ではとても大切。アメリカ人は世間話や立ち話、大好きだけど、あれも生活の知恵ですね〜

もちろん登録は全てオンラインなので、紙に記入することは一切なし。

私の場合は、近所の病院からは今週土曜日、地元の保健所からは水曜日に予約可能との連絡があったので、早い方の水曜を選びました。

今日の流れはこんな感じです。接種はドライブスルー方式。

自分で運転する車で、家から5分の接種場所へ。


行列の途中で名前の確認が2回ありました。最初の質問は「車に犬が乗っているか?」だったけど(笑)
係員さんはiPadをもっていて、それで名前を確認します。でも、身分証明書提示は不要でした。とにかくアメリカ住民全員に接種したいわけですから、細かい書類で接種ハードルを上げるのは本意ではない、ということでしょう。

その代わり、2回とも聞かれたことは、何回目のワクチンを受けに来たのか? 現在風邪の症状があるか? 現在、濃厚接触者として隔離されているか? ということでした。

接種場所はこちら。普段は公営バスの車庫となっているところです。待ち時間は行列に並んでから15分くらいでしょうか。
一列に3台、3列あるので、9人同時に接種できる流れ。ここに停車してから出るまでの時間は5分くらいでしたから、1時間に100人は接種している計算になります。

ここがワクチンステーション。吹き抜けですから、今日のように風が強い日は、日陰での作業は体が冷えると思います。感謝しかありません。

運転席に座ったまま、窓だけを開けて、あっという間に接種は終わり、窓ガラスに接種15分後の時間が書かれます。

接種後、隣の図書館の駐車場に誘導され、接種後15分間の待機です。ここには救急車がいるので、何かあれば、すぐにクラクションを鳴らすように言われました。

待機と言っても、車の行列なので、エンジンかけっぱなしで少しずつ前に進むんですけどね。

ということで、家をでてから帰宅するまで1時間以内で第1回目の接種完了。

接種が始まってから数ヶ月経っているので、スタッフの皆さんもこなれていて親切、世間話をする余裕もあるくらいで流れもスムーズ、全くストレスなく接種を受けられました。この合理的なシステマチックさはさすがアメリカです。


私はファイザーのワクチンでした。次回はこのカードを持って、5月5日です。

このブログを書いている今、接種後3時間経ちましたが、腕の筋肉痛も全くなく、秋に受けたインフルエンザ予防接種の方が、腕が重くなったなぁ〜と思い出したくらい。
今すぐにでもスキー行けるくらい元気です。明日の様子をまたお知らせしますね。


私の住むコロラド州の山間部エリアでは、現在、1回でもワクチンを受けた人の割合が60%超、2回受けた人が35%超となっています。

2回接種時の予防効果はファイザーが91%、モデルナが94%有効とのこと。

明後日16日に予定されている、日米首脳会談では、菅首相が「日本へのワクチン大量お土産」を持って帰れることを期待したいです。

新型コロナ対策@アメリカのスキーリゾート

【アメリカ🇺🇸私の住む町での新型コロナ対策】

私が住むコロラド州のスキーリゾートでの新型コロナ対策です。

読むのが面倒〜という方はこちらのyoutubeをご覧くださいね。https://youtu.be/or1Zlb0ORRY

↓↓↓

新型コロナのほとんどが飛沫感染である、そして、飛沫感染はマスクで九割方防げる、ということがわかってきました。

全員マスクをして誰もしゃべらず静かな東京の満員電車ではアウトブレイクしていないですよね。


逆にいえば、マスクを外した時に感染している、ということ。

 レストランのテーブルで向かい合って食事する
 バーのカウンターで飲みながらバーテンダーに次の注文を入れる
 カラオケで歌う 友人家族を自宅に誘って一緒に食事をする
 親戚一同であつまる結婚式
 職場の喫煙所で一服しながら世間話
 休憩所や更衣室でマスクを外して同僚と話す


こんな状況でコロナがうつっているんです。


そのため、こちらの対策は、「マスクを外す瞬間をどう減らすか」をメインに考えられ、その結果、


・・・ 「マスクを外す顔を見せていいのは、一緒に住んでいる家族だけ!」


というルールとなっています。


例えば、

 → リフト乗り場で並ぶときは、フィジカルディスタンス(2m以上)を取り、マスク義務で並ぶ
 → リゾート内は屋外を街歩き中もマスク義務
 → もちろん建物内もマスク義務
 → マスクを外さなければ食べられない飲食店は、店内飲食禁止


普段ならパーティーや集まりが催されるこの季節、今年は親戚や友人と会うことも制限されています。
この人なら大丈夫だろう、という気の緩みから友人内や親戚内での感染が増えることを防ぐためです。


  → 普段一緒に暮らしている家族だけが、マスクを外した顔を見せてよい人
 → 普段一緒に暮らしている家族だけが、一緒に食事をしてよい人
 → 二家族以上での集まりは禁止、もちろん一緒に飲食は厳禁
 → (エリアによっては)友人同士で部屋をシェアしての宿泊は禁止(一緒に住んでいない人とはツインでの二名一室不可)


もっと詳しく知りたい方は下記をお読みいただき、ご質問等がありましたら私に聞いてくださいね。


** アメリカでの規制は各州、各県、各市で異なりますが、以下は、コロラド州のスキーリゾート(ベイル、カッパーマウンテン、ブレッケンリッジ、キーストーン)での新型コロナ規制と自主ルールの詳細となります。

(ここまで規制しなくても、なぜ日本では感染が抑えられているのか?は私も知りたいです。)


【12月13日現在】
日本のお住まいの方が米国コロラド州へ入るのに事前のコロナ検査義務はありません。日本からはデンバー空港へ乗継便で入れています。

ベイル、カッパーマウンテン、ブレッケンリッジ、キーストーンにお越しの方に、到着後のコロナ検査義務はありません。

また、到着時に健康な方は、到着後の自主隔離義務はありませんので、到着翌日からスキー&スノーボードをすることができています。


スキー場
 毎日営業中。新型コロナの影響で滑走可能エリアを減らす、またはリフトを運休する予定はありません。 ベイル、ブレッケンリッジ、キーストーンはリフト券利用の事前予約制で、カッパーマウンテンは駐車場の事前予約制で入場者数を制限しています。ベイル、ブレッケンリッジ、キーストーンではリフト当日券の販売はありません。


マスク
 建物内、リフト乗り場、ゴンドラ内、全て着用義務あり。口と鼻を覆っていないとリフトには乗れません。ゴンドラに一人で乗るときも、前後の乗客のマイクロ飛沫対策として、マスク着用の義務があります。リゾート内、ビレッジ内、メインストリートなど、屋外でもマスク着用義務があります。


フィジカル・ディスタンス
 リフト乗り場では、スキーとスキーが前後でぶつからない長さ=2mが確保されるので、前後の人との距離はとれます。リフト乗り場の列は横一列あけて進むので(写真参照)、すれ違い時も向かいの人とは離れて進むことになり、距離をとれています。


リフト
 家族だけで乗るのが基本。6人乗り、4人乗りは間に一席開ければ、見知らぬ人とも同乗可能ですが、嫌なら断ることもできます。私がこれまで見る限り、断っている人はいませんでした。


ゴンドラ
 家族だけで乗るのが基本。10人乗りには2名乗せることも可能となっていますが、シングルの人はゴンドラよりリフトを選んでいるのか、一人でゴンドラに並んでいる人は少ない印象でした。キャビン内でもマスクは義務、また、窓は開けたままにしておかなければなりません。


レストハウス
 ベイルでは通常の1/4の座席数で事前オンライン予約のみにて営業中ですが、メニューは簡素化されています。店内は一方通行で進み、すれ違いがないように誘導されます。ブレッケンリッジ、キーストーン、カッパーマウンテンでは、現在、店内飲食禁止のため閉店中で入れません。


レンタルスキー
 レンタル品の消毒、店員の健康チェック、マスク義務、一方通行の誘導、オンライン予約、前日夕方の閑散時間の受付、屋外でのレンタル品返却などの対策が取られています。


トイレ
 建物の入口から一方通行で誘導され、手洗い石鹸、消毒液ディスペンサー、ペーパータオルの追加がされています。温風手乾燥機は州法により利用不可となっています。

エレベーター
 ホテル内エレベーターは家族だけで乗るよう、各ホテルのフロントデスクで指示されます。


宿泊
 お客さんの入れ替えは24時間以上あけるルール。朝にチェックアウトした部屋にその日の夕方に別のお客さんがチェックインすることはありません。チェックイン翌日に部屋の掃除が入るので、次のお客さんがチェックインすることができるのは前のお客さんがチェックアウトしてから一日半後です。
 カッパーマウンテン、ブレッケンリッジ、キーストーンでは、友人同士で部屋をシェアしての宿泊は禁止(一緒に住んでいない人とはツインでの二名一室不可)


送迎
 空港送迎車はシャトルバス、ハイヤーともに通常の半分の乗車人数で運行中。シャトルバスの運転手の健康チェックは毎日行われています。運転手のコロナ検査有無は各社により対応が違います。これまではチケットカウンターに並んでいましたが、オンラインチェックインが普及中。


飲食
 地域により、室内飲食を通常の25%の座席数で許可しているエリア(ベイル)、と、室内飲食禁止でテイクアウトと屋外飲食のみ許可しているエリア(カッパーマウンテン、ブレッケンリッジ)があります。バーカウンターはどこも閉鎖中で、夜の営業時間は通常より早く閉まっています。


小売店
 店内面積により入店人数の制限をかけて、全員マスク義務で営業中です。レストハウス、小売店では現金を受け取らず、クレジットカードのみ利用できるお店もあります。


会合
 毎日一緒に暮らしている人以外と室内で会うことは禁止。
例:友人同士の二家族で集まって食事 ← 厳禁!!
マスクを外した顔を見せていいのは毎日一緒に暮らしている家族やルームメイトだけです。


(上記ルールは随時見直されます。直近では12月18日に改訂または延長される可能性があります。なお、上記ルールにはアスペンは含まれていません。アスペンでは12月14日”宿泊”分から、事前のPCR検査陰性結果がない人は10日間の検疫義務が発生します。ベイルやカッパーマウンテンは、自家用車で来る日帰り客も多いエリアなのでアスペンとは同じことはできない、という理由でPCR結果提出を導入する予定はありません。)

スキー前後で2mの距離が取れます
スキー前後で2mの距離が取れます
リフト&ゴンドラの列はすれ違いの距離を取るため一列おきで。
リフト&ゴンドラの列はすれ違いの距離を取るため一列おきで。
1/4に座席が減ったレストハウス、事前予約制
1/4に座席が減ったレストハウス、事前予約制
屋外でもマスク着用義務あり
屋外でもマスク着用義務あり

予約システムについて質疑応答 by ベイルリゾーツCEO ロブ キャッツ

↑↑日本語字幕付けたのでどうぞご覧下さい。オリジナルビデオは2020年9月にアップされています。(もしYouTubeが見れない場合はこちらのリンクをお試しください)↑↑

11月6日にベイルリゾーツが持つ37リゾートのひとつキーストーンがオープンして、実際に予約システムにログインして、予約入れて、すべってきて、、やっと今シーズンからスタートした予約システムというものを理解してきたジミーでございます。

もうアタマ悪いし、イメージ力も低いから、、、なんでも自分でやって試してみないと理解できないんですよね、悲しいことに。

そこでこの予約システムについてアルコールでズブズブなアタマに浮かんだ疑問が?

1、予約は何回でも何日でも入れられるのか?
2、予約をしていなくともその日に思い立ったらすべれるのか?

良子ちゃんに聞いてみると、なんでもシーズン中7日間はもう予約を入れられるらしい、、
よし それなら!と一緒に滑りたいと思っている方々がベイルにいらっしゃる日にちに合わせて12月から3月まで1、2日づつ予約を入れて、、アッと言う間に7日間優先予約は使い切ってシマウマ。

最初7日間だけ優先予約が入れられるんだよ〜、と良子ちゃんが言っていたのだけど、オレはそれを7日間連チャンで予約を入れるもの、と勘違いしていて、、実際は連チャンではなく1日づつ別々に違う日に優先予約入ります、です。
7日間、という言葉で勝手に連チャンと思い込んでいたのだけど、これは「7日分」または「7回」優先予約が使えると言った方がオレにはわかりやすいな。

7日分の予約は使ってしまった、、もう追加の予約は出来ないの?とまたまたウチのボスに聞くと?
「優先予約 Priority daysの7日分を使いきったら、その後はすべりたい日の一週間前に予約を入れることが出来るんだよ。それをこちらではweek-of reservation 翌週予約と呼んでいるよ」と、、チコちゃん並みに何でも知っている永遠の25才なのです。

なるほど!
優先予約 → 翌週予約 → ハッピースキーヤー、となるわけだな。

オッこれは考えてみれば?
東京ディズニーのファストパス?!

7回分の事前優先予約をシーズン通して使い切った後は、30分後?2時間後?(ファストパスの仕組みまだ分かっていない、、)にまたファストパスをゲット出来るように、翌週予約を入れることができるわけ。

疑問2の、例えばいいパウダーが昨晩降った、、これは山に行かなくては、、とそわそわするとき、、そんな朝6時に予約を入れることができるか?
答えは「人数制限内ならその日予約でもOK。」

よし!予約も入れた!でもベイルまで道が事故で閉鎖されてしまったりして行けなくドタキャン可能か?
答えは「イエス、キャンセルできます。けど、あまりにもドタキャンが多いとこっちもそれなりに考えますよ。」と言うベイルリゾーツの姿勢だそうで。個々の善意が問われます、今回の大統領選挙のように。

今回ユーチューブにアップしたベイルリゾーツのCEO最高経営責任者、マァ簡単に言えば社長さんですな、のロブさんが言っているとおり予約システムはあくまでもピーク時期に手に負えないほどの来場数をコントロールするのが目的であること。
オレが推測するに、、
実はその昔から既に各リゾートは政府林野局によって来場数のキャパシティが決められていて、それを超えない程度の予約は受け付けて行く、と思っています。

確かに昨シーズンは稀に見る大雪が降った週末もあり、そのパウダー狙いのお客さん約1万人が(ベイル全体だとその日は15,000人くらい入っていた)一つのリフト(5番リフト)に集中してしまって1時間半待ち、、なんて日もあったのも事実。

ユーチューブを日本語に訳しながら、今シーズンは「来場数を予約システムで予めコントールしておいて、来て頂いたお客様みんながハッピーに1日を過ごしてもらう。もちろん新型コロナ対策で密集も避けられるし、なんたってリゾートに来てコロナになったら元も子もないしね。」とベイルリゾーツの考えかたがちょっと理解できたように思いました。

しかし、、それでも、、まだ予約システムには(若干の)抵抗がある57歳、、でございます。
コンピューターかスマホが無いとスキーも出来ない、、そんな時代なんですね。

(ユーチューブの日本語字幕を付けるのにたかだか6分のビデオだけど6時間くらいかかった、、1分=1時間。だけど翻訳は楽しい!)