良子ちゃんがこんな記事を転送してくれた。
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/17789?layout=b
ほうほう、なるほど、、
確かに日本人の90%は英語必要ないな、、同意。
インタビューにもあったが、
”本当に英語が必要なのは、外資系企業や商社社員、企業の海外部門、官僚、研究者のほか、インバウンドで来日した外国人と直接接する職業の人たちだ。”
オレは上記にスポーツで海外に出る人、、
選手、コーチ、連盟団体を含めたい。
これから世界のいろんな大会で戦っていこうと考えている選手、
または戦っていく選手をサポートしていこうとするコーチやその所属団体の方々。
「オレ(またはオレ達)は世界レベルでも圧倒的にトップだから、英語なんて使えなくても十分戦えているし、成績も残しているし、、」
と言える種目(スポーツで言えば相撲、あと将棋だけ?)にいる方々はまぁ関係ないけどね。
ではなぜ?
スポーツ選手たちやコーチ、連盟団体は英語が必要なのか?
それは「入って来る情報量が圧倒的に違うから。」
日本にいるだけなら、周りの環境も日本語100%となり、日本語での情報も皆に行き渡りやすい。
よって選手もコーチも同じ情報を共有しやすくなり、イーブンでフェア公平な戦いができる。
これが海外に行くと、、
日本語で流れている周りの情報は皆無。
情報も言語もぜ〜んぶ外国語、、
外国語による情報の海の中で自分たちに有益な、必要な情報を得るには、、
やはり外国語が必須となる。
外国語、と一口に言っても英語のみならず、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、中国語、韓国語、オランダ語にポルトガル語、フランス語、ロシア語などなど、、
そんなスターウォーズのC3POじゃあるまいし(なんでもC3POは600万言語!)これらの言語を全てをマスターするのは無理(まぁ広い世の中、6言語以上話せる人いるけど、、オレの周りにはいない)
となると、
とりあえず、、英語で話しましょうか〜、となる。
英語 話せる人なんとなく多いし、、
それだけの理由で共通語となっている感じの英語。
(でもなんで英語ってこんなに立場強いんでしょうね?)
だけど今はグーグル翻訳も現場で使えるほど良くなって来たし、音声翻訳機も性能アップ、、
大切なビジネス交渉の場では通訳を雇えばいいし、、
と思っている方。
その考え、間違っています。
グーグル翻訳で得られる情報はすでに公になっているものが多い。
音声翻訳機・電子通訳機や通訳さんを通して得た情報も必要最低限なインフォメーションに留まること多し。
必要最低限の情報だけだと、十分ではない、ヘタすると逆に足を引っ張られてしまう、そんなことがあるのが実社会。
(またオレの経験からの話しで恐縮ですが、、)
夏は釣りのガイドをしているオレ。
どの川が良く釣れている? どの毛針フライ? フライを流す水深とスピードは? 何時がベスト?などなど、、
釣り=情報。
良質な情報はガイド生命にもかかわるもの、と言っても過言ではない。
さて、その情報はどこから得るか?
インターネットから? ガイドブックから? 地元専門ショップから? 地元の人たちから? またはオレみたいなガイドから?
ウチのショップだけで20名以上のガイドがいて毎日毎晩いろんな釣り情報をフェィスブックのプライベートページで共有しています、、
が、
本当のほんと〜に役に立つ情報は?
朝6時30分ごろ、川に出発する前、ショップで準備をしながらのガイド連中の与太話の中にとても有益な真の情報が混じっていることが多い。オレは朝はボ〜ッとして数人のガイド達がコーヒー飲みながら輪になって話している中に入って会話するのも面倒、なんて気分でいることが多いのですが、それでも「んッ!」と耳に引っかかる他のガイド達の言葉が飛んでくる、、
そんな無駄な世間話しに紛れ込んでいる一瞬の言葉、単語、、
そんなのいちいちGoogle翻訳にかけていられないし、
ただでも隠語や専門用語が多い釣り業界用語、、
しかしそれが宝石(釣果)の現石(情報)となる、ことがいかに多いか、、
真の情報、
知って、得する限られた情報は、、
与太話、世間話に入っている、ときがよくある。
それと、、もうひとつ、、
外国人があなたの言語理解力に合わせて彼らから発信する情報量を調節する、ことを覚えておいた方がいい。
あなたの英語理解能力が低いと、コミュニケーションを今 取っている人(達)が無意識に発信してくれる情報を制限していること、よくあります。
発信されなければいけない情報も相手の口から出てこない、、
入って来るべき情報も入ってこないことがある、、という事実。
別に外国人に悪気があるわけではないですよ。
でももし、あなたが日本で日本語が話せない外国人に道を聞かれたらどうしますか?
近くだったらその人の手を引っ張って案内する、外国人が地図を持っていれば印を書き込んであげる、と思う。
しかしその外国人が日本語をよく理解する人だったら?
この道を真っ直ぐ行って、右曲がって、、お蕎麦やさんを左、、と。
そしてまた外国人がとっても日本語が上手い方だったら?
そんでもってそのお蕎麦やさんは本当に美味しいよ、、とくに天ぷら蕎麦が、、
なんてあなたから提供する情報がどんどん増えての情報てんこ盛り。
あなたが幼稚園児に対してどういう風に話すか?をイメージするとわかりやすいかも?
相手があなたの言うことを理解している!
と分かった時点で、やもすれば全く関係がないとも言える情報までを自然と発信していますよね。
その全く関係ない、無駄だと思える一言に実はためになる有益な情報が埋まっていることがある。と思うのです。
Jimiはオレの言っていること100%分かってくれるから、、
と仕事仲間であるガイド連中、冬はスキー場のレース部スタッフ、またはスキー場経営陣は、オレと良子ちゃんによくいろんな話しをしてくれます。
まぁ釣りガイドとかレース部スタッフの話しは98%は笑わせてくれるような与太話なんですが、2%にオッ!というタメになる話しが紛れていて、、
そんな世間話の中に埋まっていた、役に立つ情報に何回助けられたことか。
本題に戻ると、、
海外で行動する選手やチームは日本から移動して来たばかりで現地の情報が端っから少ないので、マイナスからのスタート、となる。
選手達みんながもっている財産は1日24時間という時間。
その限られた財産を、いかに有益に使うか?
例えば同じ2時間というトレーニング時間も環境(ジムの設備やフィールドの条件など)によって、トレーニング効果をそれ以上にアップできるかもしれないし、できないかもしれない、、
選手達が立っているマイナスのスタートを、出来れば短時間で、挽回して他のライバル達と同等のスタートラインに立たせてあげるのはコーチ、引率団体の仕事。
(コーチが残念ながら現地に一緒にいないときは選手本人達の仕事となってしまうけど)
そのためには情報は時間と同じくらい大切なものとなる。
その大切な貴重な情報を得るためだけにも英語力は不可欠。
最近のお話しでは、
オリンピックマラソン、
東京 → 札幌。
日本側、みんな寝耳に水、、状態。
一般に公表される以前に裏でなにかしらの調整、IOCとJOCで何かしらの落としところを模索できなかったものか?
入ってくる情報量・質が弱かったのはなぜ?
これから日本のみならず世界で行動している、またはこれから海外に出ようとしている選手そしてコーチ、連盟団体のみなさん、、
英語は必要です。
せめて同じスタートラインに立つだけとしても、、